ワンコとのお出かけにペットのキャリーバッグを使ってるけど、重いしワンコも疲れちゃう。ペットカート買おうかどうしようか迷うなぁ…。
愛犬の散歩やお出かけにはペット用のキャリーバッグが軽くて便利ですよ。おしゃれなバッグがいっぱいあります。ペットカートは場所も取るし取扱いがめんどくさいイメージがありますね。
我が家もそのイメージがあってずっとペットカートは使っていなかったのですが、迷いに迷って5年くらい前から使い始めて大正解!
この記事では「なぜペットカートが必要なのか?」そして「おすすめのペットカートはどれ?」ということについてお伝えします。
ペットカートは幼犬から高齢犬まですべての年齢の愛犬にとって必需品
カートと言えば赤ちゃんのベビーカーが一般的ですよね。我が家も犬を乗せるとなると周りの目が気になってしまい、使うのに少し抵抗がありました。
我が家の愛犬のミニチュアダックスフンドの茶太郎(♂)は現在18歳、そしてモモ(♀)は14歳です。写真の茶色いほうが茶太郎でブラックタンの子がモモです。
ペットカートを使うようになったきっかけは、当時13歳だった茶太郎の足腰が弱くなってきたと感じたことでした。
茶太郎は今年の夏で19歳になりますが、今も元気に散歩に出かけて、疲れたらペットカートに乗せています。
ペットカートはもちろん老犬のために使うだけではありません。まだ幼いワンちゃんでもペットカートがあれば行動範囲がだんぜん広がります。
今ではペットカートは「愛犬が元気に長生きしていく上で欠かせない必需品」だと思っています。
ペットカートを使う利点は5つあります。
ペットカートは多頭飼いにおすすめ
2kgくらいの軽い小型犬のワンちゃんなら、ペット用のキャリーバッグで持ち運んでも問題ありませんが、2匹以上の多頭飼いの場合、キャリーバッグを2つ持つのは重くて無理(笑)。
また、2匹以上いっぺんに見ていられないので混雑したところの場合や車が多いところなどは心配です。
多頭飼いならとにかくペットカートがおすすめです。中型犬が2匹入るような大きなペットカートもありますので試してみて下さい。
カフェに連れていっても椅子がなくてもペットカートの中でリラックスできる
愛犬を連れて食事に行くときに、ドッグカフェなら中で歩かせることもできますが、テラスだけOKのところだと、必ずペット用キャリーバッグに入れておかなければいけません。
でもバッグだと狭いのでワンコが疲れてしまいますよね。余分な椅子がないと床にキャリーバッグを置いておかなければなりません。
こんなときでも、ペットカートがあるとワンコがカートの中で落ち着いてリラックスできるので安心です。
ペットカートならショッピングやイベント会場のような人混みでも移動が楽ちん
アウトレットなどのショッピングだと結構な時間がかかるので、ずっとキャリーバッグの中だと犬も疲れてしまいますよね。イベント会場だと人が多くて愛犬が踏まれてしまわないか心配。
しかもずっと肩にかけていると重くて肩こりになって、それだけでぐったり疲れてしまいます。
我が家も、最初は肩にかけるショルダータイプのバッグに小さい愛犬を入れて外出していた時期もありました。ただ長時間になると人間の肩が痛くなってきますし、買い物など荷物が増えると重くて大変でした。
また、犬用の施設でないとつるつる滑る床が多くて、特にミニチュアダックスフンドだとヘルニアになりやすいので腰に悪そうで心配です。
こんなときはペットカートに乗せておくとすいすい押すだけなのでとても安心で楽です。ペットカートにショッピングバッグを引っかけておけば荷物も軽くなります。
ペットカートは高齢犬や病気の犬が移動するときやお散歩のときに安心
犬の散歩は愛犬の健康維持にとても大切ですが、歳をとってくると人間と同じように犬も足腰が弱ってくるので、昔と同じスピードでは歩けない、無理に歩いてしまうと知らず知らずのうちにワンちゃんの負担になってきている場合もあるようです。
さらに我が家の場合、5歳違いの2匹のダックスを多頭飼いしているので、歳がまだ若い元気な子と老犬との一緒の散歩は、歩くスピードがだんだんと合わなくなってきていました。
ワンちゃんの5歳の違いは結構大きいです。下の子はもっとどんどん歩きたい。でも上の子はもう歩きたくないと散歩の途中で止まってしまうのです。
足腰をきたえるために散歩が必要なのでは?と思われる方もいらっしゃると思います。その通りなのですが、歩くことがストレスになってしまうと逆効果で、無理やりというのは良くないと感じています。
また、茶太郎は耳が良く聞こえない、目がよく見えなくなってきたため、歩くのにかなり不安になっているようで、昔のように元気いっぱいに歩くことが少しずつできなくなりました。
夜の散歩は明るい昼間に比べるとさらに見えにくくなってしまっているようで、歩かず止まってしまうことが昼間よりも多くなっていきました。
こんなときでもペットカートにすぐに乗せてあげると安心するようで、自分から「乗せて!」とせがんだりします。
我が家のメインの散歩コースは、家を出て3分ほどのところにある国道を渡り、さらに5分ほど歩いたところにある公園と自宅の往復です。
国道を渡るときはもちろん信号機のある横断歩道を渡るのですが、交通量の多い国道のど真ん中で赤信号とはいえ歩かず止まってしまうこともありました。1匹だけなら抱きかかえてしまえばいいのでしょうが2匹いると本当に危ないです。
シニア犬でなくても、お散歩中に車や自転車の往来の多い場所や坂道などは、犬をそのまま歩かせるのはちょっと心配。そんなときはペットカートに乗せてささっとワンコを乗せて歩けば飼い主もワンコも安心です。
人間もペットもストレスは万病のもと。愛犬の長生きのためには散歩に限らずストレスフリーをできる限り心がけることが大切だと思っています。
ペットカートを使うと行動範囲が広がる!
我が家では、休日などは車で少し遠方の公園などに行き、様子を見ながら歩かせたりしています。ワンコも人間も新鮮な森林浴が時々必要ですよね。
ペットカートはコンパクトに折りたためるので、車にのせて目的地へ手軽に移動することもできます。これでさらに行動範囲が広がります。
もちろん、車でなくて徒歩で駅まで行って電車に乗せることもできます。昨年秋には東京の立川にある「昭和記念公園」に行きましたがペットカートが大活躍しました。
昭和記念公園はとても広い公園なのですが、ワンコが疲れてもすぐに乗せてあげることができるので、ペットカートはあるだけで安心です。
ペットカートならコムペットのミリミリシリーズが断然おすすめ
我が家ではペットカートを選ぶにあたりペットショップをいくつかまわり、アドバイスを受けたり、実際にいろいろなペットカートに茶太郎やモモを乗せて試してみたりしました。
検討を重ねた結果、最終的に日本のベビー用品メーカー「コンビ」が製造している「コムペット(COMPET)」のペットカートに決めました。
値段は4万円以上でなかなかよいお値段なのですが、5年たった現在も買った時と同じように丈夫で長持ちしていて、それでいてとても軽くて使いやすく大満足しています。
ペットショップの店員さんから教えてもらったのですが、コムペットはもともと人間の赤ちゃんのためのベビーカーを製造しているとのことでした。
調べたところ、コムペットのペットカートはそのノウハウが使われていて、安全基準や品質基準も人間の赤ちゃんと同じものが採用されていました。
コンビがママとベビーのために培ってきた技術とノウハウを注ぎ込んで作った安心のペットカートなんですね。
耐久性があり丈夫!
購入してから現在までこの5年の間、週に3-4回はカートを使っていますが、今でも車輪はスムーズに回転してまったく問題ありません。
耐久性はかなり優れていると思います。これだけ使っていてもガタガタするようなことはありません。
車輪といえば、カートの車輪の数ですが好みもあると思いますが4輪がオススメです。たまに他のメーカーで3輪のカートを見ることがありますが、安定性を考えて4輪の方がだんぜん安全だと思います。
ミリミリのEGシリーズは超・衝撃吸収素材を使用
ミリミリのEGシリーズは卵も割れないほどの超・衝撃吸収素材を使ったシリーズです。卵も割れないというと、人間のエッグクッションを思い出しますね…。
ベビーカーやチャイルドシートに採用されていて、乗せているときの振動や衝撃を減らすエッグショックという機能が搭載されているので、酔いやすいワンちゃんには特におすすめです。
ベビーカー仕様で動きがスムーズ
購入の決め手となったのは、特に押し心地や左右・後方への移動がとてもスムーズで、動かすときに感じる重さがとても軽いことです。
片手で1匹のワンちゃんにリードをつけて歩かせていても、もう片方の手だけで無理なく、もう1匹が乗ったカートを操作することができるところでした(ダックス2匹の場合です)。
もちろん2匹ともカートに乗せてもカートの動きは変わらずスムーズです。
段差には弱いという口コミも見かけますが、別のいろいろなメーカー品を使っている友だちのペットカートを試してみても、特にミリミリだけ段差に弱いという感じではありませんでした。
メッシュ窓で暑さや寒さ対策もばつぐん!
暑さや寒さ対策もしっかりしています。カートの前にメッシュの窓が付いていて開けたり閉じたりすることができますし、キャリー部分に付いているほろのカバーを閉じれば寒さの防止にもなります。
ワンコは暑さが苦手なのでペットカートに通気性があるかどうかじゅうぶん注意してあげたいですね。
ちなみにカバーは取り外して洗ったり買い替えたりすることもできます。至れり尽くせりですね。
オプションで雨の日用のビニールカバーが付属
また雨の日用にカート全体をそっくり包み込めるビニールカバーが付属で付いていて、急な雨でも片手にカサをさしてカートをらくらく押すことができます。
我が家は楽天で購入したのですが、ビニールカバーは付属でついてきてラッキーでした!
公共交通機関でも使える
車で移動しないで電車や新幹線などの公共交通機関でもペットカートが使えるかどうか心配ですよね。
我が家ではミッキーが関西出身なので、東海道新幹線で何度も茶太郎とモモを実家に連れて行っています。
わがやはコムペットのミリミリEGシリーズを使っていますが、何の問題もなく使えています。
コムペットのミリミリ(milimili)シリーズのタイプ別おすすめ製品
コムペットのペットカートは大きく3タイプあります。我が家ではタイプ1のmilimili EGシリーズを使っています。
タイプ1:コムペット milimili EGシリーズ
EGシリーズの「EG」とはエッグショックの略です。卵も割れないほどの超・衝撃吸収素材を使ったシリーズです。
エッグショックはベビーカーやチャイルドシートに採用されていて、乗せているときの振動や衝撃を減らして、愛犬が快適にお出かけできるという優れものです。
愛犬を入れるキャリーケースをカートから取り外すことができて、キャリー単体でも使うことができるタイプです。キャリーを外して数秒で折りたたむことができます。
まあまあ軽いほうでキャリーは3.3kg、車体は1.9kgです。合計で5.2kgですね。これでもほかのメーカー品と比べると軽い部類に入ります。
我が家の場合、キャリーケースを単体として使う場面としては、愛犬をキャリーケースに入れたままキャリーケースだけカートから取り外して、自宅であれば帰宅後玄関から浴室へ直行。外で遊んで汚れた体や足で家の中や車の中を歩き回ることを防いでいます。
また、車での外出先であればトランクの荷台にキャリーケースをいったん置いて、体や足の汚れを落としてからケースから出してあげたり、そのまま助手席に置くこともできます。
他にもペットが一緒に入れるコーヒーショップなどで店が混んでいてペットカートをテーブルの横に置くスペースが無い場合、椅子の上に愛犬を入れたキャリーケースだけ置いて、カートの部分は折りたたんでしまうようにして使っています。
家の中での収納スペースもそれほど必要ありません。キャリーケースの中に新聞紙を敷いて折りたたんだカートを中にたてて収納しています。
特にありがたいのは新幹線などの公共交通機関にペットカートで乗る場合。
コムペットミリミリEGシリーズは、大きさとしても大丈夫なのですが、キャリー部分と車体とを分離することができるため、新幹線などの公共交通機関でも使用できるのが利点です。
タイプ2:コムペット milimili lite(ミリミリライト)シリーズ
ミリミリライトシリーズは、EGシリーズの押しやすさとサイズはそのままでさらに軽量になったシリーズ最軽量コンパクトモデルです。さらに、キャリーがついたまま折りたためる優れものです。
このタイプにしようかと少し悩みましたが、キャリーケースが単体では使えないので結局はEGシリーズにしました。
キャリーケース付きのまま折りたためるので、家の中での収納のことを考えてるのであれば場所をとらないこのシリーズがおすすめです。また、車のトランクがそれほど広くない場合も折りたためたほうがいいかも知れません。
お好みだと思いますが、キャリーケースを単体では使わないのであれば、このシリーズは軽量で操作も楽でしたのでとても良いと思います。
公園の散歩仲間がこのシリーズを持っているので、一緒に散歩した時にたまに乗せてもらっています。
タイプ3:コムペット miliclan(ミリクラン)シリーズ
カートの耐荷重が20kgから30kgに設定されていて、中型犬や多頭使用のためにつくられているシリーズです。
このタイプもキャリーを外さなくてもワンタッチで折りたためる優れものです。
我が家は小型犬が2匹で、合わせても重さが10kg前後なので、このシリーズはちょっと大きすぎて最初から購入対象にはなりませんでした。
でも大きめの柴犬を飼っているワンコ友だちや中型犬を飼っている友だちは、このシリーズを使っています。大き目でワンコもスペースが十分あり快適な様子でしたよ!
【まとめ】ペットカートで愛犬も快適にお出かけ!
コムペットのペットカートがあると電車にも乗れるので行動範囲がとても広がります。
愛犬たちも、家でいつも留守番や、一緒に外出しても人の多い場所では肩にかつがれてふらふら、時々地面へおっこちそうになってひやひやするのは嫌だと思います。
ペットカートであれば一緒の時間が増えて、安心・安全・快適ですね。うちの茶太郎とモモもペットカートが大好きで、乗ったまま寝ちゃったりします。
まだペットカートを使われたことのない方は、是非この機会に検討してみてはいかがでしょうか♪