お気に入りのカバンなのに合皮のところだけがぼろぼろに剥がれてきちゃったけど捨てるのはもったいないな。カンタンに修理できないかな…。
かばんの合皮の部分って使っているとボロボロと剥がれてきちゃいますよね。わたしも合皮のところがはがれてきてしまったお気に入りの鞄があります。
いつもならしょうがないので捨ててしまうのですが、合成皮革以外のほかの部分はまだしっかり使える状態なのでもったいない!
でもあんまり面倒くさいことはしたくない、ということで自分でカンタンに修理できないか調べてみたところ、便利グッズを発見!
ちゃんとできるのか不安ですがバッグの合皮部分の補修にチャレンジしてみました。
修理する前のボロボロに剥がれた合皮のバッグの状態
合成皮革の部分を補修する鞄はパトリック・コックスのトートバッグで、たしか2万円弱くらいでした。こんな感じで外から見た感じはまだまだ使える状態です。
でも、近づいて見ると実はふちの合皮の部分がこんなにボロボロ…。これを持っているとちょっと残念な感じでさすがに恥ずかしい…。
調べたところ、どうも合成皮革というものは、ふつうに使っていても数年で寿命がくるみたいなんですよね。
たしかに、そんなに使っていなくても、ポロポロとはがれてきちゃったカバンがいくつもありました。
合皮皮革の補修テープを上から貼り付けてあっというまに補修が完了!
今回補修する際に使用したのは、強力接着タイプのキャプテン(CAPTAIN)「合皮の補修テープ 細 25mm×1m」。
この補修テープは、細くて長いバッグや傘の持ち手のところを補修するのにバツグンに使い勝手がいいテープです。
幅25mmのタイプには黒、コゲ茶、半透明の3色があります。今回は補修部分が黒いので黒をチョイス。
中を開けるとこんな感じでぺらっとした黒いテープが1枚入っています。これを見たときはちょっと不安になり、うまく貼れなさそうな予感が。さてどうなることやら…。
バッグの合皮の剥がれた部分を補修テープで修理する手順
バッグの縁の部分は5mmくらいなのですが、購入したテープは幅が2.5cmあります。ふちの部分にあわせて5mmX2(表と裏の部分)として、適当に1cm位の幅にハサミで切っておきます。
そして、ふちのところにあわせてテープを貼り付けていきます。合皮のテープには裏面にのりがしっかりと付いているので裏紙をはがして貼り付けるだけです。
注意点は、貼る部分が濡れていたり、ホコリや油分なんかがあると接着力が弱まってしまうので事前にチェックをしておきましょう!
上の画像は表の部分だけをぐるっと貼ったところです。
テープは想像してたよりも思いのほか結構伸びるので、とても貼りやすくて簡単に貼れました。合成皮革ってもともと伸びやすいんでしょうね、きっと。
また、ちょっと変になってしまっていったんはがして何回か貼り直しても、粘着力はぜんぜん低下しなかったので安心です。
こちら↓は裏を貼っているところの画像です。
そして、完成!!!
いかがですか!?うーん、われながらけっこうきれいに貼れていますよね!
何人か友達に自慢気に見せたところ、「貼り直しているなんてぜんぜんわからない!」とほめてもらいました!
それにしても、あまりにカンタンに貼れたので拍子抜けしてしまいました。ハサミで1cmに切ってから貼り終わるまで約5分。
テープを買うまで、それから貼り始めるまで、あんなに何週間も腰が重かったのに(笑)。
実は1cmに切るのもはからずに目分量で適当に切った、というものぐさぶりだったのですが、あっという間に完成してびっくりです。
この長さ1mのテープですが、ちょっとあまるくらいで、鞄のふちの周囲の部分をすべて1本のテープで貼ることができました。
このキャプテンの合皮の補修テープは500円とたったのワンコイン。元のバッグの値段を考えたら捨てないで補修して大正解です。
もう、本当にカンタンなので、お気に入りのバッグであれば(お気に入りでなくても高いバッグなら)、とにかく捨てる前に一度は試してみる価値ありです!
合皮の部分がボロボロに剥がれているお気に入りのリュックサックも修理!
あまりにカンタンに修理ができて気をよくしたので、試しにもう一つ別のバッグを補修することにしました。
こちらのリュックサックは結構古いのですが、使いやすくて気に入っていてどうしても捨てられないし、できればまた使いたい!
でも、このリュックサックも先ほどの黒い鞄と同じように茶色い合成皮革の部分が剥がれてきていてボロボロです。もう、ホントになんで合皮ってこんな風にはがれるんでしょうね…。
しかもこのリュックの合皮部分は、表面が剥がれているのでさすがにこのままでは使えない…。
ということで、次はコゲ茶色の合皮の補修シートの登場です。
先ほどと同じ、キャプテン(CAPTAIN)「合皮の補修テープ 11cm×20cm」のこげ茶色バージョンです。こげ茶のほうはサイズが11cm×20cmとなっていました。
幅が広いせいなのかわかりませんが、こちらは名前がテープではなく「合皮の補修シート」となっています。
まあ、でもこのサイズでも、切る回数が少しばかり多くなるだけで貼り付ける手順は先ほどとまったく同じ。テープを適当に1cmくらいにに切って貼り付けるだけです。
こちらが完成図です。いかがですか?きれいに貼れていますよね。
いやあ、この補修テープは文明の利器です。なんといっても、ほどよくテープが伸びるところがばつぐんにおすすめポイントです。
伸びるおかげで、カーブしているところでも、不器用でも、なんでもうまく貼り付けることができます。
お子さんにやってもらってもいいかもしれないですね。工作感覚で楽しく修理することができると思います!
キャプテンの合皮の補修テープで他の色のバッグも修理できます!
え~でもわたしの修理したいバッグはオフホワイトなんだけどな…。
こう思ったあなた!
大丈夫です。補修できるのは黒とか茶色だけではないんですよ。
ちなみに、幅が11cmのタイプの「合皮の補修シート」は黒色と茶色だけでなく、黒、コゲ茶、キャメル、オフホワイト、白、半透明の6色があります。
なので、オフホワイトや白のバッグの修理にも使えますね。おしゃれなバッグでキャメル色も結構あるのでキャメル色があるのもありがたいです。
11cmだともっと広い範囲のはがれにも使えます。その場合は、補修する範囲よりも広めに切って、角を丸くしておくとはがれにくくなるらしいです。
鞄の底など形がでこぼこしていてはがれやすいような場所を貼る場合は、テープ(シート)を貼った後によく抑えて圧着させておくと密着力が高くなるようです。
なるほど~。あ、でもわたしが補修したいバッグはピンク色だった…残念。
いやいや、ピンク色でも大丈夫ですよ。
補修シートにない色を補修したい場合は、ひと手間いりますが、まずは同じ色っぽいマニキュアを百均で購入してきます。
マットな色とかラメなどいろいろな色が売っているので自分の補修したいカバンになるべく近いマニュキュアをゲットしてくるのがポイントです。
次に、マニキュアをはがれたところに塗ってからよく乾かしておきます。
その上にあらかじめちょうどいい大きさに切っておいた、先ほどのキャプテンの「合皮の補修シート」の半透明の色のテープを貼りつけて補修します。
マニキュアを塗るだけだとまたボロボロに剥がれてくるので、その上から補修シートを貼るのがポイントです。
要は、色や質感はマニキュアで補修しておいて、補修シートで補強する、という感じですね。
これで、もうどの色のバッグでも捨てる必要はありませんね!!
ボロボロに剥がれたバッグの合皮部分の修理のまとめ
補修テープを使ってこんなに簡単にカバンの補修ができるなんてびっくりです!
今までも捨てなくてもよかったバッグがいっぱいあったかも。もっと早く知っていれば良かったのに…。
ちなみに、今回使ったCAPTAINの合皮の補修シートを使えば、バッグだけでなく合成皮革の製品であればなんでも修理できちゃいますね。その場合の手順はバッグの場合と同じです。
あまり目立たないようにうまく補修できるすぐれものですね。
大事にしているお気に入りのバッグを手軽に修理することで、バッグの寿命が長くなって、地球にも環境にもお財布にも良くて言うことなしです!
本当に簡単だったので、ぜひぜひ試してみてくださいね!
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