この記事では、なかなか治らなかった首と左腕の重だるさと痛み、手と指のしびれが、たった2回の通院で治った、匡正堂(きょうせいどう)斎藤整骨院という整骨院について体験談をお伝えします。
匡正堂に行くようになったときの症状
今からちょうど10年前、同じ姿勢でずっと動かないことが昼夜続いたことによって首がものすごく重だるくなり、続いて左腕がだるくなって、最後は左手の親指の付け根一帯と人差し指、中指の先がしびれるようになってしまいました。
大学病院、脊柱管狭窄症の専門医にもかかり、MRIなどもとり、5か所の異なる病院で診察を受けましたがまったく良くなりません。
電気を使って長期間治療することが必要と診断され、勤め先の会社の近くにあった整骨院に週に3回通うことにしました。マッサージと電気治療、痛み止めと、神経のながれを改善する薬などが処方され3カ月の間通院しましたが、それでも症状は良くなりません。
とにかく首がほんとうにしんどくて、むち打ち症で使う首周りのサポーターを常に巻いて、頭の重さを支えないと生活ができない状態となっていました。
会社の部下も心配してくれて、ノートパソコンを置く台を手作りで作ってくれました。台の上にパソコンを置くことで、目の位置とノートパソコンの画面の高さが同じ高さで水平になるようにしてくれました。
でも、少し楽にはなったものの、じっとしていること自体がしんどいので以前のように仕事に集中することができません。通勤も電車に座っていても首がしんどくなります。立っている方がまだ少しましぐらいでした。
毎日毎日がしんどく、こんな状態が永遠に続いてもう治らないのかと不安に駆られていた時、偶然連絡のあった親戚から「匡正堂(きょうせいどう)斎藤整骨院」という整骨院を教えてもらったのです。
親戚の話では、もともと大昔に私の祖母が腰痛で通院したのがきっかけで、それまで祖母が何年も悩んでいた腰痛が治ったことでわたしの両親も含め、通うようになったということでした。
それで久しぶりに両親に連絡してみたところ、実は両親ともに今でも3カ月に1回は匡正堂に通院してからだの調子を整えているということでした。
両親からは「それだけいくつも病院に通っているのならすぐに治るかどうかわからないけど行ってみる価値はあると思う。万能の湿布があるのでこれを買ってはった方がいいよ」と言われ、わらにもすがりたい私は、場所を教えてもらい早速行ってみることにしたのです。
匡正術とはどのような整骨院?
匡正術とは?天保年間(1830年)以来、伝統150年の歴史を有する齋藤家匡正堂は、曽祖父の齋藤玄悦、二代目祖父の周二、三代目父の正が、日本古来からの“匡正術”を育んで参りました。
“匡正術”は、漢方医であった初代の齋藤玄悦の漢方学から始まり、日本古来の骨接ぎや柔術をもとに二代目の周二が“気楽流柔術”の奥義を極め、代々継承された独自の手技である“背筋矯正”を中心としながら、経絡に“気”を与える施術へと進化を遂げてきました。
さらに、三代目の正が“柔道整復術”を採り入れ、現代に合わせた独自の脊椎及び筋を基本とした“匡正術”へと結実させてきました。
引用元:匡正堂齋藤整骨院
施術の方法は?
施術の方法中国数千年の漢方学と“気”、日本古来の柔術などを採り入れた日本独自の手技療法です。
武術の裏技として生まれた医術を、漢方学、“気”などの観点から代々継承していく過程において、齋藤家独自の筋療法としての“背筋匡正(矯正)”へと進化させて参りました。
さらに、次代において、“背筋匡正”の施術を経絡のツボに施しつつ、現代の柔道整腹術と融合させることで、体の不調箇所に人間本来の自然治癒力(自己治癒力)を引き出していく療法です。
引用元:匡正堂齋藤整骨院
初診は土曜日にいきました
初回は土曜日の午前中に行きました。受付で症状と両親からの紹介であることを伝え、かなり混んでいたので1時間ほど待って診察室に呼ばれました。
まずベッドに座った状態で現在の具体的な症状やこれまでの経緯について説明をした後いよいよ施術がスタートしました。
わたしの場合施術は大きく6つのパートにわけておこなわれました。
施術パート1: うつ伏せで背中に手のひらで圧をかけながらゆがんだ筋を元に戻す施術
施術パート2: 仰向けになり、お腹、足、頭の血流を改善する施術
施術パート3: ベッドに座り、腰、腕の施術と背筋に触れて施術前と後の違いを確認
施術パート4: 電気治療(一般的な整骨院の電気治療と同じ)
施術パート5: 消炎剤を使用した、とくに血流の流れが悪い部分の改善処置
施術パート6: 湿布をはる
施術パート1:背中に圧をかけながらゆがんだ筋を元に戻す施術
ベッドにうつ伏せになります。施術師の先生が背筋に沿って左右両方、上下に手のひらで圧力を加えながらゆがんだ背筋を元に戻していきます。
これまでいろいろなところで何回もマッサージを受けましたが、まったくはじめての感覚でした。カイロプロテクトとも違って、骨ではなく、筋肉や筋(すじ)に働きかけられている感覚です。圧力での痛みはまったくありませんでした。
圧力で押されているときは息を吐くように言われ、その通りにすると、力というかパワーがからだの奥深く、内部に入っていくような感じです。
先生の説明によるとこの背中の筋を元に戻していくことが匡正術の基本で、これにより人間が本来持っている自己治癒能力、自分の力で治していく力を高めていくことができるのだそうです。
押される背中の位置によって頭の向きを左、右に変えるように細かく指導されながらこの施術パート1は10分ほどで施術完了します。
施術パート2:仰向けになり、お腹、足、頭の血流を改善する施術
次に仰向けになります。そしておへその下あたり、腸のあたりを両手で施術師の先生が圧力をかけていきます。この時はじめて少し痛みを感じました。体調が整って、からだが温まっているときはお腹をおされても痛みを感じないようです。
続いて足のもも、ふくらはぎ、あしくび、股関節をやわらかくほぐし、最後に頭、目の周り、胸の上(ちょうど首のつけねあたり)をマッサージして施術パート2が完了します。所要時間は5分ほどです。
施術パート3:背筋に触れて施術前と後の違いを確認
ベッドに腰かけて腕と腰の施術を行った後、首の後ろ側、首筋にふれながら施術の前と、後の違いを確認します。
この時になって初めて、あれだけ重くてしんどかった首まわりが「すっ」として、それまで首の周りにあった違和感がまったくなくなっていることに気がつきました。約3カ月間もの間悩まされ続けてきた痛みと重苦しさがわずか15分ほどの施術で消えてしまっていたのです。
この時のうれしさと驚きは本当に忘れられません!
施術パート4:電気治療(一般的な整骨院の電気治療と同じ)
電気治療はスポンジを患部にあてて5分ほど弱い電気を流すものです。この病院にかかわらず一般の整骨院で置いてある電気治療と変わらないと思います。
ただ一つ違うのは、電気治療のために座る椅子には、電気製の湯たんぽのようなものがそれぞれ置かれていて、電気治療を受けている間はその湯たんぽを先ほどの施術パート2で押されたおへその下、腸のあたりにあてて、お腹を温めながら電気治療を受けていきます。
先生から教えていただいたのですが、お腹をあたためることは人間のからだにとってものすごく大切なことのようです。
ちなみにここまでの施術、パート1から4まではこの匡正堂整骨院に行かれたすべての方に基本行われる施術となるようです。
施術パート5:消炎剤を使用し、とくに血流の流れが悪い部分の改善処置
このパート5は全ての方に行われる施術ではありません。
私の場合は左手の指先にしびれがでてしまうほどの状態だったため、この消炎剤を使用した処置が追加で行われました。
指先までしびれがでるということは血流のとどこおりが深刻で、特に背中の左右肩甲骨(けんこうこつ)と首の根本の部分が触ると固い石がはいっているように凝り固まった部分があり、その部分をとっていかないと症状が改善しない状況だったようです。ちなみにこの固まりは自分ではさわっても良くわかりませんでした。
ただ確かに施術師の先生が消炎剤を付けながら肩甲骨のあたりを指で押していくと「こりこり」したものを感覚で感じとることができました。
消炎剤を塗りながら指でこのこりをつぶしていくようなイメージです。少し痛みもありました。左と右の肩甲骨と首筋で5分ほどの処置です。その後ドライヤーで温風を患部にかけて温め、乾かして施術が完了します。
施術パート6:湿布をはる
最後は湿布を患部にはって終了です。私の場合は左右の肩甲骨2か所にそれぞれ湿布がはられました。
この湿布はあらかじめ両親からも聞いていましたが、泥でできた特別な湿布で、貼るだけで痛みがやわらいでいく万能湿布です。市販の湿布とは全く違うものです。
患部が悪い時はすぐにカラカラに乾いてしまうのですが、良くなってくるとある程度の時間貼っていても湿ったままの状態が長く続きます。この日1枚200円の湿布を10枚購入しました。
1回目の診察が終わり、会計待ちの間、もうすでに首の痛みと重さは消えていましたが、まだ左手のしびれは残っていました。
その日の注意点はお風呂に温まることはしないようにということと、できれば明日も来れるようならば通院するようにとのことでした。
夕食前、シャワーに入るため病院ではってもらった湿布をはがすと湿布はすでにカラカラに乾いていました。シャワーの後購入した新しい湿布に貼り変え、同じく肩甲骨の2か所に湿布。
就寝前には本当に奇跡か何かおこったようにからだが楽になり、信じられないことに左手のしびれもなくなっているのに気づきました。
ちなみに費用ですが、健康保険は対象外なので、初診料6000円と処置料、湿布で9000円弱でした。
2回目の通院
翌日日曜日、朝いちばんで2日続けての施術をうけました。
この日の朝、湿布をはがしてみるとやはり湿布はカラカラ。ただこれから施術を受けるためカラカラの湿布を元に戻して、患部にはったまま通院しました。
施術の内容は昨日の1回目の内容と同じでしたが、消炎剤による処置は行いませんでした。この消炎剤の処置はそもそも2日続けて行うものではないようです。この処置をすると患部は赤紫色になりますが心配する必要ありません。また不思議と痛みはまったくありません。
2回目の施術がすべて終わり、また新しい湿布をはってもらい帰宅しました。2回目の費用は2500円と湿布400円で2900円でした。
それ以降、現在まで10年間、しびれの症状や首が痛重くなる症状はいっさいありません。
私の場合はこのたった2回の施術で、首や腕の症状だけでなく、からだ全体の調子が非常に良くなった実感があったため、痛みや重いといった症状は消えていましたが、その後2か月の間は週に1回、毎週土曜日に2500円で施術を受け続けました。
その後は、現在まで3カ月に1回のペースで通っています。理由は3カ月以上通院しないと初診にもどってしまい、初診料がかかってしまうためです。それでもマッサージに通うよりは安上がりですし、何よりも体全体の調子が良くなることがいちばん嬉しいことです。
匡正堂整骨院はどこにあるか?
ネットで調べたところ現在国内24か所、海外1か所にあるようです。
下記に住所と連絡先を記します。(匡正堂齋藤整骨院 永福本院ホームページより)
東京都
匡正堂齋藤整骨院(永福本院)
〒168-0064 東京都杉並区永福3-40-14
03-3321-9321
匡正堂齋藤整骨院(二子玉川)
〒158-0094 東京都世田谷区玉川2-5-8
03-3708-1028
匡正堂齋藤整骨院(柴又)
〒125-0052 東京都葛飾区柴又6-14-2
03-3650-0237
匡正堂齋藤整骨院(調布)
〒182-0026 東京都調布市小島町1-34-2
042-487-3692
匡正堂齋藤整骨院(中村橋)
〒176-0024 東京都練馬区中村3-14-3
03-3970-1587
匡正堂七五三木整骨院(西国分寺)
〒185-0013 東京都西国分寺市西恋ケ窪2-15-14
042-327-1630
匡正堂青山治療院(昭島)
〒196-0022 東京都昭島市中神町1133-29
042-546-7164
匡正堂希望の丘治療院(八王子)
〒193-0934 東京都八王子市小比企町557-8
042-638-0353
匡正堂齋藤整骨院(住吉)
〒135-0003 東京都江東区猿江2-6-7
03-3635-7880
匡正堂松島整骨院(初台)
〒151-0061 東京都渋谷区初台1-6-11-104
03-6276-4323
千葉県
匡正堂上野整骨院(蘇我)
〒260-0834 千葉県千葉市中央区今井3-4-6
043-268-5335
匡正堂前田整骨院(八千代)
〒276-0042 千葉県八千代市ゆりのき台1-8-2 エステートピア・ラ・テール Ⅰ-102
047-486-6232
匡正堂前田整骨院(我孫子)
〒270-1166 千葉県我孫子市我孫子1-22-10
047-182-7227
神奈川県
匡正堂前田整骨院(上大岡)
〒233-0002 横浜市港南区上大岡西3-10-9
045-846-2930
匡正堂堀井整骨院(相模大野)
〒252-0303 相模原市南区相模大野7-24-12
042-748-0728
匡正堂前田整骨院(藤沢)
〒251-0052 藤沢市藤沢571 荒井ビル603号
080-7830-5875
匡正堂山田整骨院(橋本)
〒252-0143 相模原市緑区橋本2-13-11
042-703-8120
埼玉県
匡正堂齋藤整骨院(志木)
〒353-0004 埼玉県志木市本町6-28-20
048-456-8586
匡正堂澤口整骨院(川口)
〒332-0023 埼玉県川口市飯塚2-4-19
0482-29-8139
群馬県
匡正堂齋藤整骨院(高崎)
〒370-0849 群馬県高崎市八島町32-11 ローズビル2F
027-321-0369
茨城県
匡正堂三好整骨院(土浦)
〒300-0037 茨城県土浦市桜町3-3-6
029-826-7012
新潟県
匡正堂加藤整骨院(新潟)
〒959-1821 五泉市赤海1-3-7
0250-42-3575
滋賀県
匡正堂柴原整骨院(大津)
〒520-2152 滋賀県大津市月輪2-3-18
077-547-3700
京都府
匡正堂浅野整骨院(桂)
〒615-8193 京都府京都市西京区川島玉頭町19-1
075-393-7773
ハワイ
Kyoseido Therapy(ホノルル)
2875S, King St. Suite 204 Honolulu, Hawaii 96826
(808) 946-1744
まとめ
もう治らないのではないかとあきらめかけていた首と左腕の重だるさ、指のしびれがたった2回の通院で治った、匡正堂(きょうせいどう)斎藤整骨院という整骨院についてお伝えしました。
現在は国内では24か所、おもに関東地方となっていますが、もし同じような悩みをお持ちの方、体の不調で悩まれている方で通院可能なエリアにお住いであれば是非ご参考にしてみてくださいね。