- うちの子の足がフローリングで滑るのでなんとかしたい。
- 老犬で足腰が弱ってフローリングでふんばれない。
- 愛犬の後ろ足が床ですべってしまう。
こんな切実なお悩みありますよね?
我が家には2匹のミニチュア・ダックスフンドの大事な家族がいます。
茶太郎は19歳と4か月、モモは15歳と1か月。
いつの間にか二人ともだいぶシニアになってしまいました。
モモはまだ大丈夫なのですが、茶太郎の足が滑るようになってきたので、我が家ではこんな対策をしてきました。
- 爪に「Toe Grips(トー・グリップス)」(爪にはめるゴムの滑り止め)をつける
- フローリングにコーティングワックスの「わんわんスベラン」を塗る
どちらも床で足が滑ってお困りのワンコには本当にオススメです。
わんわんスベランはモモが1歳のときにヘルニア疑いがあって塗り始めました。
もう14年くらい2年に1度くらい塗っています。
Toe Gripsは茶太郎が17歳くらいのときに、フローリングで歩いてるときに後ろ足がすべるようになったので購入。
すごく効果を感じました。
ただ、先日から茶太郎の足腰がめっきり弱ってしまい、滑るというよりも後ろ足でふんばれなくなってきてしまったんです。
お肉をあげすぎてしまい、急性腎不全で入院したときに狭いケージに入りっきりだったせいかもしれません。
<<急性腎不全になったときの記事はこちら
そもそも立ち上がるのも大変で、勢いのあまり倒れてしまったりします。
こうなると爪につけたゴムだけではだめで、後ろ足全体の滑り止めが必要だと感じました。
- 対策をいろいろ考えた結果
購入したのがこれです!
(パウウイング)
半信半疑で、でも祈るような気持ちで使ってみたところ…。
シンプルな構造なのに、これが結構良かったんです!
値段もお手頃なのに効果はあるので、犬の足が滑ったり、老犬で立ち上がるのが大変でお困りの場合は一度使ってみる価値はあると思います。
この記事では、犬の足の滑り止め対策グッズ「PAW WING(パウウイング)」を使ってみたので、早速レビューしたいと思います。
PAW WING(パウウイング)とはどんな犬の足の滑り止め?
パウウイングとは、犬の足の裏に貼るシールタイプの滑り止めグッズです。
- シールで足の裏にはりつけるタイプ
- ある程度伸びるので貼る時に肉球を覆うことができる
- ストレッチ性があるので犬のストレスが少ない
- シリコン製の滑り止めがついている
- 粘着性が強いので取扱いにちょっと注意が必要
- 4組X12枚入りで全部で48枚入り
こちらが到着した製品です。
これが12枚入っています。4組X12枚入りで全部で48枚入りです。
一番右が裏側です。スリットが入っているので貼りやすそうです。
表側には灰色のシリコンの滑り止めがついています。
高さは数ミリなのでわかりにくいですが、突起のように灰色のところがすべてぽちっと盛り上がっていますね。
滑り止めが小さいけどこんなものでほんとうに滑らないのかな~とちょっと不安。
なんとかこれで茶太郎が滑らずにうまくいきますように…。
それでは早速貼っていきましょう!
PAW WING(パウウイング)の使い方
PAW WING(パウウイング)を貼る時の注意点
まずは、PAW WINGを貼る前にやっておくことです。
PAW WINGはとっても粘着性が高いらしいです。
あとで剥がす時に愛犬がとっても痛い思いをするかもしれません。
貼る前に肉球の周りの毛をカットしておきましょう!
それはそうですよね、すぐはがれるんだったらだれも買わないし (汗)
肉球の汚れを落としておくのは粘着性が低下しないようにするためです。
今回、夫のケンはカット担当、わたしは逃げないように抱きかかえる担当でした。
最近は茶太郎はトリミングしていないので肉球周りは毛だらけです…。
茶太郎はもともと足のお手入れもいやがるタイプなので、肉球の周りの毛をカットするのも一苦労です。
ふきとりは台所用の除菌スプレーをコットンにつけて軽くふきました。
PAW WING(パウウイング)の貼り方
次にPAW WING(パウウイング)の貼り方です。
- STEP 1シールを貼るシールの大きい方をはがして大きい肉球から貼る
- STEP 2さらにシールを貼る次にシールをのばしながら小さい肉球の方にもしっかり貼る
- STEP 3抑える少し抑えて定着させる。
- STEP 4完成!
PAW WINGは粘着性があって一度貼ったらはがせない。
と書いてあったので貼る時は緊張の一瞬です。
茶太郎はモデル犬のようにじっとしていません。
だっていやなんだよ!
どこがシニア犬?という力で精いっぱい「ヒーヒー」言いながら抵抗する茶太郎をおさえつけながら、なるべくスピーディに貼っていきました。
一番うまくいったのは、
これでシールの位置を固定。
ひとつづつ小さい肉球にのばしながら貼る。
という方法でした。
だいたいうまくいったのですが、前足の1か所だけ小さい肉球ではなく毛の所についちゃいました(汗)。
貼ってすぐにはがすときは水にひたしたりしないといけないらしいので、とりあえず次に剥がれるまでそのまま放置することに。
PAW WING(パウウイング)を貼ってみたレビュー!
パうウイングがほかの製品と違うのは、
くつしたではなく足の裏の肉球のところに直接貼り付ける
タイプということです。
我が家で購入するときに一番心配したのは、ほんとうに滑らなくなるか、ということも重要ですが、ちゃんと貼れるのか?ということでした。
実際に貼ってみたところ、
シール自体にはある程度のストレッチ性があり、のばしながら貼ることができるので、
わりとうまくいきました。
どんな方でもわりとうまく貼れるのではないでしょうか。
アップでなんだかよくわからないですが、貼ったところです。
青色のはゴムの滑り止めのトーグリップスですよ~。
さて、本当に滑らないのかどうか。ドキドキの結果は?
貼る前とはぜんぜん違います!!!
これは貼った後にすぐにわかりました。
いままで立ち上がれなかったのが、よたよたとしながらも自力で立ち上がるように!
(テーブルの足は倒れてもいいように緩衝材を巻いてます。)
もちろん、貼ったからといって足腰が急に強くなるわけではないので、もとの足の弱り方は変わりません。
でも、座り込んだ後や倒れてしまったあとに自分でふんばって立ち上がれるようになったんです。
我が家では最初の方にご紹介した「Toe Grips」もつけています。
なので、いったん立ち上がればつま先につけたゴムがさらに滑り止めをしてくれます。
少なくともつける前とは雲泥の差です!
本人も(いや本犬も?笑)いままでと感じが違う感じ…。
んんっ?あれっ?前と違うみたい!
という雰囲気が漂っています。(茶太郎がしゃべれないのであくまでも推測で…。)
なんとなく茶太郎の表情も明るくなったような感じがします。
心配して遠巻きに見ていたモモも、茶太郎が立ち上がると近くにくっついています。
わたしもしんぱいしてまーす。
もちろん、年齢的に茶太郎とモモといつまで一緒にいられるかはわかりませんが、
これが飼い主の切実な気持ちだと思います。
PAW WINGSはちゃっちい(スミマセン(笑))、いや、ちいさいシール状の滑り止めですが、
意外と効果はあります!
期待していなかった分、嬉しいびっくりでした。
くつしただと脱げてきたり、いやがって脱いでしまったりしますが、シールなのでそんなこともないのがいいですね。
3日経っても3枚はついたままです。
PAW WING(パウウイング)をもっと詳しく説明!
PAW WINGに効果があるのはわかったので、パウウイングとはどんなグッズなのか、もう少し詳しくご紹介したいと思います。
パうウイングは、もともとは、人が砂浜などを歩くときの足の裏の保護のために作られたものでした。
これを、さらに滑りにくくしてペット用に開発したそうです。
犬や猫にとってフローリングは本当に足腰に負担がかかってよくありませんよね。
特に茶太郎のような老犬で足腰が弱くなると、前は大丈夫だったのに、ふらついて立ち上がるのがやっとというようになってしまいます。
こんな、シニア犬の弱った足や腰を強力にサポートしてくれるのがパウウイングです。
茶太郎も、とまっていると後ろ足ではなくなぜか前足がすーっと開いていってしまいます。
また、弱った後ろ足で立ち上がろうと思うと、前足にものすごく負担がかかってしまっていて心配でした。
立ち上がれないと必ず夜中でも「ひーひー」鳴いて助けを求めていたので、わたしたちも夜中に何回も起きて寝不足に…。
こんな茶太郎でも、PAW WINGSをペタッと貼るだけで、びっくりするほど立ち上がれるようになりました。
フローリングをよたよたと歩けるようになっただけで、泣きそうになるくらい嬉しかったです。
PAW WINGSの製品のラインナップ
PAW WINGSのサイズは4種類。カラーは「ブラック、ブルー、ピンク」の3色です。
犬種や体重で目安となるサイズはこちら↓です。
サイズ | 大きさ | 体重 | 犬種 |
S | 超小型犬 | 2~5kg | チワワ・トイプードル ヨークシャーテリア・パピヨン マルチーズ・ミニチュアダックス |
M | 小型犬 | 5.5~10kg | パグ・ダックス・チン・シーズー フレンチブルドッグ |
L | 中型犬 | 10.5~20kg | 柴犬・シェパード・ビーグル ボストンテリア・ボーダー |
XL | 大型犬 | 20.5~30kg | ハスキー・ダルメシアン ラフコリー・ラブラドール |
枚数:48枚入り(4枚×12セット)
価格:2,280円 (税込)
でも、あくまでもこの区分けは目安で、体重は軽くても肉球が大きい場合もあるので、サイズをちゃんと測ってから決めたほうがいいです。
例えば、茶太郎は後ろ足が滑ります。後ろ足は小さめなので今回はブラックの「S」を選びました。
でも、前足はもっと大き目なんですよね。「M」サイズくらいありそうです。
実際に貼ると後ろ足はぴったり。
「S」を前足に貼るとちょっと小さいのでのばし気味にはりました。
まとめ:【PAW WING】足腰が弱ってふんばれない老犬の足の滑り止め
この記事では、犬の足の滑り止め【PAW WING】についてご紹介しました。
実はそんなに期待していなかったのに、結構効果があってびっくり。
我が家では、犬の足の滑り止めとしては
- Toe Grips (トーグリップス)
- わんわんスベラン(フローリングのコーティングワックス)
も使っているので、効果があったのかもしれません。
でも、老犬の肉球は若い子と違ってさわってみるとさらさらでぷよぷよ。
とても足をふんばれそうではありません。
ここにシリコンの滑り止めを貼ることで、フェイク肉球(?)を作ることができます。
これが滑り止めの効果の理由かもしれません。
値段も税込みで2,280円とほかのグッズに比べればそこまでお高くはないので、愛犬の足が滑ってお困りのかたは一度試してみてはいかがでしょうか?
みなさまの愛犬が少しでも健康な楽しい日々が送れますように!
ワンっ!