病気や年を取った老犬のワンちゃんが食べ物を食べないと本当に心配ですよね。
わが家の愛犬茶太郎(19歳)も、2か月ほど前、突然けいれんをおこして、急性腎不全になり、一時はもうダメかと覚悟しましたが、なんとか頑張って復活しました!
ワンちゃんの流動食は、じぶんでかんだり、飲む力がおとろえてきたワンちゃんにとって、毎日の食事、栄養をとっていくのに欠かせない食事療法食です。
また、病気中のワンちゃんや、腎臓の機能が低下していて水分が必要なワンちゃんにも、流動食をうまく利用することで、水分補給をサポートしてあげることができます。
この記事では、ご飯を食べなくなってご心配の飼い主の方向けに、我が家の経験による、流動食のあげ方や作り方をご紹介したいと思います。
また、我が家の茶太郎のように、腎臓の機能が衰えてきたワンちゃんへのケア、食事のとりかた、水分をとる方法などについて、この2カ月半の闘病記としてまとめていますので、こちらの記事も是非ご参考にされてください!
腎臓病などの病気でご飯が食べれないワンちゃんには流動食を!
特に、腎臓の機能が衰えたワンちゃんは水分を多く取らなければいけません。
「流動食を100cc飲むことができれば、水分も100ccとったということにして良い」と、19年間かかりつけの動物病院の先生に教えていただきました。
腎臓疾患のワンちゃんに流動食をあげるのに、先ず手に入れていただきたいのは、
1.ロイヤルカナン社 食事療法食 犬用 腎臓サポート リキッド 200mL *少なくとも1本は必要
2.シリンジ(プラスティック製の注射器) *我が家では、10ccX4本、25ccX1本使っています
ロイヤルカナン社の流動食は、動物病院で1本200ccで1000円でした。ネットでも購入することができます。
この流動食のすばらしいところは、何といっても「容器の形状」にあります。
ふたに2つの穴が開いていて、シリンジ(プラスティック製の注射器)を差し込むことができるようになっていて、中身の流動食を注射器で吸い込むことができるのです。
最低1本あれば、中身の流動食は手作りできますので、少なくとも1本は手に入れたいです。
シリンジ(プラスティック製の注射器)には、目盛りがついているので、何ccの流動食を与えたかを簡単に確認することができます。
あとは、ワンちゃんの口を開けて注射器でそのまま流動食をあたえたり、手のひらやお皿に、注射器からだして、なめさせたりして、水分をあたえることができます。
我が家の愛犬のように、ドッグフードにお湯をかけて少しやわらかくした後、この流動食をドッグフードにかけることで、ドッグフードも一生懸命食べてくれるので、助かっています。
200ccで1本1000円もする流動食をずっと使い続けるのは経済的に大変なので、動物病院の先生に教えていただき、流動食を手作りしています。
手作り流動食の作り方も詳しくご説明しますね。
ワンちゃん【手作り流動食】で準備するもの、作り方
流動食は、同じロイヤルカナン社の缶詰(200g/缶)に水を150cc~200cc加えてつくります。
この方法であれば、1缶で350~400ccの流動食をつくることができます。
缶詰は動物病院では、1缶300円でした。ネットでも買うことができます。経済的にも手作りの方がだんぜんお得です。
ワンちゃん【手作り流動食】で準備するもの
- ロイヤルカナン缶詰:1缶
- ロイヤルカナン流動食の空容器:1本
- シリンジ:数本 *我が家では10ccX4本、25ccX1本使っています。
- ミキサー:ジュースをつくるミキサー
我が家で使っているミキサーは「タイガー・ アーバンライフシリーズ」のコンパクトミキサー 250ml。バナナや野菜のスムージーを作ろうと思って以前から使っているミキサーです。
その他にフローズンマルガリータ(!)を作ったりと、コンパクトなので結構便利。今回の流動食作りにも大活躍中です!
今回ミキサーを買おうかな、と思った方のために一応リンクを貼っておきますね。
- ザルとボール
- ゴムベラ
ワンちゃんの【手作り流動食】の作り方
缶詰を開けて、中身をスプーンでミキサーに入れます。
水を150cc加え、ミキサーをスタートします。
ザルに開けて、ゴムベラを使ってコシます。
*コスことで、流動食をシリンジに吸い込むとき、詰まりません。
ロイヤルカナンの流動食の容器に移し替えて、出来上がりです。
ワンちゃんの【手作り流動食】のあげ方
- シリンジをロイヤルカナンのボトルに差し込み、流動食を補給します。
- 最初は、流動食をお皿や器などに入れて、ワンちゃんが自分でなめて食べるかどうか試してみます。=> この方法で食べてくれれば、そのまま続けます!
- 自分では食べられない場合は、ワンちゃんの口にシリンジの先を入れて、流動食を少しづつ、ワンちゃんが飲み込んでいるのを確認しながら、流し込んであげます。
- 流し込むときは、ワンちゃんにストレスがいちばんかからない「シリンジの差し込み場所」を探してあげましょう=>我が家の茶太郎の場合は、左側の口の付け根の部分から流し込むと、比較的スムーズにあげることができました。でも最初はものすごく嫌がりました。。。
腎臓病のワンちゃん用の流動食のまとめ
流動食のおかげで、我が家の茶太郎も19歳の誕生日をむかえることができました!
ご飯を食べなくなってご心配の飼い主の方向けに、我が家の経験による、流動食の作り方やあげ方をご紹介させていただきました。
腎臓の機能が衰えてきたワンちゃんへのケア、食事のとりかた、水分をとる方法などについては、茶太郎のこの2カ月半の闘病記としてまとめていますので、こちらの記事も是非ご参考にされてください!