- 敏感肌で化粧品を使うと肌がかぶれてしまう
- そもそもアトピー肌なので化粧品は使えない
- 年とともにだんだん肌質が弱くなってきてしまった
このようなお悩みありませんか?
アトピーや敏感肌だと本当に大変なんですよね…わかります。
わたしは軽い肌断食を初めてから約10年、基礎化粧品も基礎メイク品も使わない完全な肌断食を始めてから5、6年になります。
きっかけは、特に高い美容意識があるからではないんです(汗)。
アトピーなので敏感肌。化粧水に使われるエタノールにアレルギーがあって、合わない化粧品がとにかく多かったんです。
つねに赤くなったりかゆくなったり…とにかく常に肌のことが悩みで…。
あまりに肌が弱くて結婚後に両手が主婦湿疹に。シャンプーすら触れず、夫のケンに洗髪してもらっていたほどです。
あまりに化粧品が合わないので、いろいろ調べて肌断食の元祖の宇津木先生の本を読みました。
でも、そもそもアトピーで乾燥肌なので肌断食なんてムリだと思っていたんですよね。
その頃、唇の荒れに悩んで行った皮膚科の女医さんに、
「基礎化粧品は使わないほうが肌荒れしなくなる」
と言われ思い切って試してみました。
あのとき始めて本当によかったです!
いまは50代になりましたが、肌断食をしたからといってしわが増えたりしみが増えたりはしていません。肌もじょうぶになりました。
一応年齢よりも若く見られるので、肌断食をしているからといって肌に悪影響があるということもなさそうです♪
基礎化粧品もファンデーションもつけていないと言うと、いつもびっくりされます。
実際に成功するとあとはかなり楽ちん。
ちゃんとお手入れするのがめんどうな方にもいいかも知れません。
この記事では、わたしが肌断食に成功するまでの経緯と、よくある疑問点についてお伝えしたいと思います。
肌断食中はメイクをどうすればいいかも気になりますよね。
肌断食中にはどんなメイクができるのかについても、実際の経験を踏まえて詳しくお伝えします!
- 肌断食(宇津木式スキンケア)とはどんなスキンケア?
- 肌断食(宇津木式スキンケア)をするとどんな効果があるの?
- 正しい肌断食のやり方
- 肌断食のぬるま湯洗顔の方法
- 肌断食を挫折しないためにするべきこと
- 肌断食(宇津木式スキンケア)を成功させるための本
- 肌断食をやってみて最初はどうだったのか?
- 肌断食のメリットは?
- 肌断食のデメリットは?
- 肌断食のQ&A
- 肌断食をしている間の洗顔は?
- メイクの洗顔方法は?
- 肌断食におすすめの石けんは?
- 肌断食のときに乾燥した場合は?
- 肌断食におすすめの白色ワセリンは?
- 肌断食をしている間の日焼け対策は?
- 肌断食におすすめの日焼け止めは?
- 肌断食中にメイクはしてもいい?
- まとめ:アトピー肌・敏感肌が改善した肌断食の宇津木式スキンケア
肌断食(宇津木式スキンケア)とはどんなスキンケア?
もう有名になったのでご存じの方も多いと思いますが、まずは肌断食とは何かについてカンタンにおさらいしておきますね。
肌断食とは、いわゆる宇津木式スキンケアのことを言います。
湯シャン元祖・宇津木式で有名な「北里研究所病院美容医学センター創設の宇津木医師」が提唱されているスキンケアです。
宇津木式スキンケアの特徴はこんな感じです。
- 基礎化粧品は一切使わない
- クレンジングは特にNG
- できれば石けんも使わない
- 洗顔はぬるま湯で洗うのみ
- リキッド・パウダーなどのファンデーションは厳禁
- 乾燥する場合はうすく白色ワセリンをつける
- メイクも極力しないほうがいい
※ポイントメイクのみ必要に応じて使ってもOK
肌断食をしているときは、日常生活では基礎化粧品はもちろん、基本的にパウダーも含めてファンデーション類も使わないことが推奨されています。
というのも、ファンデーション類を使うとクレンジングや石けんで落とさなければならなくなるからです。
けっこうインパクトありますよね(笑)。
わたしも、宇津木式スキンケアを始める前の40歳の頃はこんなスキンケアをしていました。
- 夜だけ石けんで洗顔
- 化粧水
- 美容液
- ミネラルファンデーション
- チーク
- アイブロー
- アイシャドー
- アイライナー
- マスカラ
- つけまつげ
もともと肌が弱いので、一般的に使う基礎化粧品よりも使っていた数は少ないですよね。
ふつうはこれに乳液、アイクリームを使いますし、クレンジングやアイメイクのリムーバーなんかも使いますね。
メイクも、美容下地、コンシーラーを使ってリキッドファンでやパウダーファンデを使うかな、と思います。
わたしはこするのにも弱かったので、極力使う数は減らしていました。
わたしはアトピー肌と言っても「ちょっとアトピー気味」程度ではなく、アトピーが出て顔に何もつけられずステロイドでずっと治療した時期もあるくらい肌が弱いんです。
肌断食をして本当に何もつけないで大丈夫なのか…。
かなり心配だったのを覚えています。
コロナ下で在宅勤務が増えているとはいえ、オフィスに通勤している女性であればファンデーションを使わないですっぴんなんてちょっとどうかな、と思っちゃいますよね。
わたしもずっとオフィスに通勤しているので、マスクをずっとしていても怪しまれない花粉の時期に始めました(汗)。
でも、いまは常にマスクをする必要がありますので、肌断食をスタートするには絶好のタイミングと言えます。
なんと言っても、肌断食で最初の間肌が乾燥してボロボロになってもマスクで隠せますからね!
肌断食(宇津木式スキンケア)をするとどんな効果があるの?
人間の肌はもともとバリア機能があって、角層や皮脂腺によって乾燥とか刺激から肌を守っています。
このバリア機能は、化粧品に含まれている界面活性剤を使い続けたり、こすったり乾燥したり、年齢を重ねることで低下していきます。
これによって、こんな肌のお悩みが生じてしまいます。
- 乾燥
- 荒れ
- 赤み
- かゆみ
- かぶれ
- インナードライ
- 毛穴の広がり
- 肌のたるみ
- しみ
- しわ
- 肝斑
肌断食をすると、洗顔後も化粧水や乳液や美容液を使わないことで皮脂腺が回復します
人間が本来持っている機能を取り戻させてバリア機能を高めることで、きれいな肌を再生させることができるんです。
宇津木先生によると、「お手入れを熱心にしている人ほどマイクロスコープで見ると肌が痛んでいる」そうです。
これは、メイクを落とす時にこすったり、界面活性剤を常に肌に与えているからなんですよね。
正しい肌断食のやり方
肌断食のやり方はとってもシンプル。
- 洗顔はぬるま湯だけで石けんも洗顔料も使わない
- 基礎化粧品は使わない
- ファンデーションなどのベースメイクはしない
- もちろんクレンジングも使わない
これだけです!
え~それだけじゃよくわからない!
こんな声が聞こえてきそうですので(笑)、もうちょっとくわしく肌断食の方法をご説明します。
肌断食中の朝のお手入れ
- ぬるま湯だけで洗顔。
- 洗顔後はやさしくタオルでふきとる。
ポイント
- 水温は34℃以下にする。
- 乾燥する場合は白色ワセリンをうすくつける。
肌断食中の日中のお手入れ
- メイクはなるべくしない。
- 必要な場合、ポイントメイクだけをする。
- 必要な場合、ミネラルファンでをつける。
- 口紅以外はなるべくつけないほうが肌にはいい。
- メイクをする前にワセリンをうすくつけて肌を保護する。
肌断食中の夜のお手入れ
- ぬるま湯だけで洗顔
- ポイントメイクをしている場合はやさしくコットンをぬらしてふきとる。
- ファンデをつけた場合は石けんでやさしく洗顔する。
- ポイントメイクは落ち切らなくても自然に角質と共に落ちるので、気にしなくてOK。
- ポイントメイクが肌に残ることよりも、落とそうとしてこすることのほうが肌に悪い。
肌断食のぬるま湯洗顔の方法
ぬるま湯洗顔のやり方もカンタンです。
- 両手にお湯をためてやさしくやさしく肌におく。
- 3、4回~10回くらいすすぐ。
- 洗顔後、やわらかいタオルを肌におくようにして水分をとる。
何十回も洗う必要はなく、軽く洗うだけで汗やホコリなどの肌の汚れはじゅうぶんに落ちるそうです。
ぬるま湯で洗顔するコツは、体温より低い温度のお湯で洗うことです。
高くても37℃以下で、できれば33℃以下がいいと言われています。
体温より高めの温度のお湯で洗うと乾燥してしまうので注意が必要です。
寒いときにシャワーに入ったときに42℃くらいのお湯を使っていて、そのまま顔にシャワーをかける、なんていうのは要注意!
肌の保湿成分がお湯で洗い流されてしまってひどい乾燥肌になってしまいます。
シャワーを直接顔にかけるのは、刺激で肌表面のバリアが傷ついてしまうそうです。
洗い終わったらやわらかいタオルを軽くお顔に押しあてるようにして水分をとります。
このときもごしごしこすらないように注意します。
これだけです。カンタンなのですが、肌断食って継続するのが難しいんですよね。
肌断食を挫折しないためにするべきこと
宇津木式スキンケアを始めると、特に最初は乾燥が気になります。
こわばったりつっぱったり皮がむけたりしますが、そこはガマンの子です。
多分オイリー肌の方のほうが肌断食は成功しやすいと思います。
角質や皮脂腺が整ってきて余計な油分が出なくなりますし、もともと乾燥にも強いのでがさがさになる、ということが少なさそうです。
わたしの場合はアトピー肌、敏感肌、そして乾燥肌なので、最初は乾燥が気になるどころの状態ではありませんでした。
かなりがっさがさになって乾燥してかゆくなったり肌が痛くなってきたりと、本当に大丈夫なのか不安にで不安で。
自己流で肌断食をして肌が悪化した人の記事なんかを読んだりして「やっぱりやめようかな」と思ったり…。
自分で肌断食をするだけだと挫折しがちですよね。
また、間違ったやり方をすると逆に肌を痛めてしまったりうまくいかなかったりする場合もあります。
わたしは4冊の「肌に何もつけない」系の本を繰り返し読むことで、不安を解消するようにしました。
数十回は読んだでしょうか。
専門の先生の解説を読むことでほんとうに安心します。
多分、自分で宇津木式スキンケアをしているだけだと挫折してやめてしまう可能性が高くなると思いますよ。
肌断食(宇津木式スキンケア)を成功させるための本
わたしが数十回読んだ本をおすすめ順にご紹介します。
1位:「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた」
元祖の宇津木先生より上にしてスミマセンという感じですが…(笑)。
著者は美容皮膚科医の山口麻子先生です。
山口先生は、北里研究所病院美容医学センターの宇津木先生のところで勤務した後に、白金で皮膚科クリニックを開いていらっしゃいます。
この本は、女性目線で書かれているのでとてもおすすめです。
シンプルスキンケアを提唱されていて、湯シャンも実施されています。
ファンデーション、化粧水、クリームも使わない生活で、本も女性にとってためになる内容が満載です。
たとえば、まつげのエクステとかマニキュアはよくない、とかですね。
何と言っても宇津木先生は男性なので、細かい「これはどうしたらいいの?」という女性ならではの疑問点がわからない部分も正直ありました。
でも、この本は女性の医師が書いているので、肌断食をしていてわからないようなことがすべて解決できました。
また、山口麻子先生がお美しくて若いところもポイントが高い!
というのも、わたしには「肌断食というと美容にあまり興味のないおしゃれでない人がするもの」という勝手なイメージがありました。
たとえば、君島十和子さんの対局にあるような感じ。「美意識の高い人は肌断食なんてしなさそう」と思い込んでいました。
でも、山口麻子先生は写真で見てもおしゃれな感じで、肌断食や湯シャンをしているのにさわやかで「おキレイ」でいらっしゃるんです。
そんなことがわかるところも心強かったです。
2位:「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」
こちらはもはや肌断食のバイブル。
北里研究所病院美容医学センターのセンター長 宇津木龍一医師の本です。
「肌をきれいにしたいなら、化粧品をやめること」という宇津木式スキンケアを初めて世に広めた先生です。
おもしろいのが、最初は宇津木先生は、患者さんが安心して使える化粧品を作って企業とコラボして販売しようとしていたこと。
でも、医学センターに併設した美容ドッグで検査データを取っていたところ、化粧品を使えば使うほど肌が乾燥して状態が悪くなることがわかったそうです。
逆に化粧品を使わないと1か月もすると、全員キメが復活して炎症も消えていたといいます。
実に興味深いですよね~。
これによって化粧品の販売はやめて、新しい宇津木式スキンケアの理論の実践法を作ることにまい進されたとのことです。
何歳からスタートしてもいいんです。
わたしが始めたのは40歳ごろだったので、これは心強かったですね。
わたしも、もっと早く先生の本を読んでいれば、アトピーや敏感肌に悩むことはなかったのかな、と思います。
3位:「肌断食 スキンケア、やめました」
ドイツ語の翻訳家の平野卿子さんの著書です。
一般の方なのですが、肌断食を始める決意をしたところから、肌断食の経緯、そして肌断食の効果について詳しく書かれていて人気のある本です。
1年間の夏、冬、秋、冬の4つの季節を通して肌断食をしているときの肌の様子や感想がくわしく書いてあるので参考になりますよ~。
また、結構アバウトな感じでおおざっぱに行っていらっしゃるので、自分も神経質になりすぎずおおらかな気持ちでいこう、という気分にさせてくれます。
実際に北里大学病院に行ってマイクロスコープの肌診断をしてもらったりしながら、挫折しそうになるのを乗り越えて肌断食に成功されています。
平野さんが肌断食を始めたのは60歳代。
でも、ほうれい線が減ったりといろいろな効果が書かれていて、読んでいて心強かったです。
読み物としてもおもしろくて何度も何度も読みました。
平野卿子さんの本の特徴は、スキンケアはやめたけれどメイクは以前と同じようにしている、ということです。
スキンケアもメイク用品も肌に悪いのはわかっている、でもメイクはしたい。
メイクをすることの精神的なメリットも忘れてはいけないんですね。
Youtubeのライブトークも面白いので、興味があったら見てみてくださいね。
このYoutubeの撮影のときには多分70歳近くでいらっしゃると思いますが、ぜんぜんそんな年齢に見えません。
とってもきれいな白い肌をしていらっしゃるのが印象的です。
アマゾンでもかなり高評価♪
4位:「何もつけない美肌術 牛田専一郎」
この著者は、30年以上化粧品の開発に携わってきた方です。
化粧品によるスキンケアによって肌のトラブルが慢性化している人が多かったことから、非接触生活の8つのルールを提唱されています。
これが超ストイックな感じなルール。
- 基礎化粧品、シャンプーリンスは使わない
- 肌トラブルがあるときはメイクしない
- 日焼け止めを使わない
- 顔・体・髪はお湯だけで洗う
- 服・シーツ・枕カバーも推奨の洗剤だけで洗う
- 除菌・消臭グッズは使わない
- クリーニング後の服や寝具が肌にふれないようにする
- 顔や髪を手でさわらないようにする
この本の特徴は、
肌断食や湯シャンはもちろん、洗剤や抗菌グッズにもなるべく触らないようにする
というものです。
わたしも一時期はこの本の通りにしようと努力したこともありました。
いや~これはぜんぶはなかなかできません。
でも、内容はとても参考になりますし、中にはマンガも結構あってわかりやすいです。
あと、メイク用品を取り扱ったサウンドスタイルというオンラインストアも運営されていらっしゃいます。
お湯でも完全に落とせるフェイスカラーなどもあって、わたしもチークと眉毛用のフェイスカラーを購入しました。
こちらには、肌断食や湯シャンのやり方や実際に実践している方の報告なんかも書いてあって、けっこう勉強になります。
>> 非接触生活のホームページ
肌断食をやってみて最初はどうだったのか?
わたしの場合、最初はぜんぜん順調ではありませんでした!
そもそもアトピーなので、じゅくじゅくしたりものすごく皮むけしたりと、およそ成功しそうに思えませんでした。
それでも先ほどの本を読んでがまんして続けました。
こんな感じで続けましたよ~。
- 乾燥するので、洗顔はなるべく水に近いぬるま水にして皮脂を取り除かないようにする。
- 外出するときはマスクでかくす!
- メイクは眉毛を描くだけ。
- 乾燥する部分はうすくワセリンを塗るだけ。
すると、2ヵ月くらいでやっ徐々に自分の皮脂が出てきてつっぱらなくなってきたんです!
え~2ヵ月もかかったの?
やっぱりそう思います?(笑)。
一般的なお肌の方は、数日でも自分の自己保湿成分が出てくるようです。
でも、わたしの場合はアトピーなので時間がかかっちゃいました。
そのうちスキンケアを特にしないでもぜんぜん問題なくなってきたんです。
本当に自分の肌でうるおってくるのでびっくりです。
平野さんの著書にも書かれていますが、いまではスキンケアをしないのがあたりまえ。
前はスキンケアをしていたことを忘れてしまっているくらいです。
その後、肌がすごく安定して、かゆくなったり、赤くなったり、かぶれたり、なんていうこととは無縁になりました。
肌断食のメリットは?
肌断食のメリットって実はいっぱいあるんですよね。
- とにかく楽
- 美容にかける時間を短縮できる
- 化粧品代が激減する
- 旅行に行くときの荷物が減る
- 肌のトラブルが減った(わたしの場合)
- 透明感が出てくる
- 毛穴が減る
- 小じわが減る
- しみや肝斑が減る
- ほうれい線が改善
- すっぴんでも人前に出れる
- 化粧崩れとは無縁
こんなところですね。
これはぜんぶ実感しています。
肌断食のデメリットは?
肌断食のデメリットはあんまりないんです。
- 効果が出るまでの間にちょっとつらい思いをする
- 化粧品の香りがちょっと恋しい(バラの香りとか)
肌断食のデメリットは、成功するまでの間に一時的にお肌の状態が悪くなることです。
でも、いまはマスクができるのでいつもほど気にならないと思います。
コロナでいいことは何もないですが、肌断食を始めるならいまがチャンス!
こんなに長い間人前でマスクをし続けられるのはいましかありません。
花粉の時期でも2か月くらいですからね。
さて、ここからは、肌断食をしている際によく出てくる疑問点についてご説明します。
肌断食のQ&A
肌断食でよくある質問にお答えします。
肌断食をしている間の洗顔は?
先ほどお伝えしたとおり、肌断食の間は朝も晩も洗顔はぬるま湯だけ。
熱すぎないお湯で洗顔します。
人間はとにかく顔を洗いすぎで、ぬるま湯だけで汚れはじゅうぶんに取れるそうです。
逆に水洗顔は刺激になるので、あくまでも肌断食のときはぬるま湯で洗顔するようにします。
わたしは髪の毛を洗うときでも顔にお湯がかからないように注意しています。
メイクの洗顔方法は?
じゃあ、ファンデーションを使ったときは何で洗顔するの?
ファンデーションやパウダーを使ったときのみメイク落としとして石けんで洗顔します。
とにかくクレンジングは、強力な界面活性剤を使っているので肌を乾燥・老化させる諸悪の根源らしいです。
石けんは石けん成分が98%以上の純石けんを使います。
- 純石けんは天然の界面活性剤。
- 分解性にすぐれている。
- 肌への負担が少ない。
- 保湿成分が添加されていない。
- 香料がない。
でも、純石けんだからといってしょっちゅう使っていてはNGなんです。
- 天然であっても界面活性剤に変わりはない。
- 泡にふれている時間が長いほどセラミドなどの保湿成分が流れ出てしまう。
このため、純石けんで洗顔するのはメイクしたときのみにします。
肌断食におすすめの石けんは?
肌断食中に使う純石けんでおすすめなのはミヨシの泡の石けんです。
ミヨシの石けんは、
- 値段も手ごろでドラッグストアでもどこでも売っているので入手しやすい。
- 泡で出てくるので超使いやすい。
ここが一番のおすすめポイントです。
泡なのでささっと使えて、こすることもなくすぐに洗い流せます。
わたしはボトルにペイントしてこんな感じで使用してます。
ミルクペイントの記事も書いてます♪
<<DIYで大人気のミルクペイント
洗顔方法は石けんを使わない場合と同じ!
なるべく低い温度のぬるま湯でやさしく洗います。
いくつかおすすめな石けんをリストアップしました!
\一番おすすめ /
\山口先生のおすすめ/
肌断食のときに乾燥した場合は?
肌断食をしていて乾燥してしまう湿度の低い冬などは、白色ワセリンを使います。
- 皮膚科で長年保湿剤として使われている。
- 石油成分由来。
- 皮ふに浸透しないので皮ふを痛めにくい。
- 酸化しにくく成分が安定している。
- 皮ふ表面に膜を作って皮ふを保護する。
重要なのは純度が高くて透明なものを使うことです。
純度の低いものは酸化してしまうのでご注意ください。
また、量も重要で、使いすぎはターンオーバーを妨げるそうです。
うすくっていってもどのくらいかわからない。
うすくというのがどのくらいかというと、一回に使う量は米粒や小豆半分くらいだそうです。
よくワセリンはべたべたしていやだ、という方がいらっしゃいますが、これはつけすぎ。
あくまでもごくごくうすく、つけたかつけないかぐらいがちょうどいい量です。
なお、天然の成分なのでいいだろうとオイル類を使う方もいらっしゃいます。
たしかに、わたしも手にハンドクリーム代わりにオイル類だけを使うと余計に乾燥してくるのを実感。
肌にはオイル類は使わないようにしています。
ちなみに、実際に山口先生が推奨されているのは、純度の高い「サンホワイト」というワセリンです。
不純物がほとんど含まれておらず肌の負担にならないそうです。
こちらの記事にも書きましたが、わたしはチューブとボトルの両方を買って小さい容器に詰め替えて使っています。
肌断食におすすめの白色ワセリンは?
肌断食を成功させるのに必需品の白色ワセリンをおすすめ順にご紹介します。
チューブのほうが量が少なくて酸化しにくいのですが、ボトルタイプの方がコスパがいいです。
わたしの場合、足の裏のかさかさにも塗ったりするので大容量を使っています。
\ 1位/
\ 2位/
\ 3位/
肌断食をしている間の日焼け対策は?
肌断食のデメリットは日焼け対策ができないことですよね。
肌断食中の一番の日焼け対策は基本的にはこれです。
- 日傘
- 帽子
わたしの場合、移動時は日傘を必ず持っていて、特に夏は日が出ているときは常にさしています。
会社に行くのは朝で帰りは夜なので行き帰りは日傘はもちろん使いますが、オフィス勤務なので日焼け止めはまったく塗りません。
犬の散歩のときは大きな帽子をかぶってなるべく紫外線の少ない時間帯に行っています。
そうは言っても、紫外線の多い時間帯に日に当たることもあります。
紫外線の多い時間帯に電車に乗っているときや自転車に乗っているときなどですね。
さすがに電車の中で日傘はさせませんし(笑)。
山口麻子医師は、15分以上長時間外を出歩く時だけ日焼け止めをつけるよう推奨されています。
これは、日焼け止めやファンデーションは、界面活性剤が肌のバリア機能を破壊するため、シワ、たるみの原因になるからです。
日焼け止めを選ぶときのポイントです。
- 紫外線吸収剤を含むものは避ける。
- 肌にやさしいもの。
- 落ちやすいもの。
- SPFは20くらいでOK。
- 肌が弱い人はワセリンの上から使う。
紫外線も日焼け止めもシミの原因になるため、なるべく日傘で日よけをするほうがいいとのことです。
肌断食におすすめの日焼け止めは?
山口先生のおススメされているのは、ノンケミカルの「オードヴィーブ・サンスクリーン」という日焼け止め。
わたしも、どうしても長い間日中外にいて日傘をさせないときだけ、「オードヴィーブ・サンスクリーン」を使っています。
SPF25なのでそんなに日焼け止め効果が弱いわけでもないです。
容器はこんな感じです↓
裏側です↓
中身はやわらかい乳液状です。
ほんのりバラの香りがしていやされます。
この日焼け止めのデメリットと言えば使用期限が短いことでしょうか。
1年間というのが長いのか短いのかわかりませんが、そんなに使わないので1年間ではとても使い切れません。
こちらが成分です。
水、ホホバ油、ステアリン酸、酸化チタン、タルク、BG(ブチレングリコール)、シア脂、ハマナス生体水、レシチン、アルガニアスピノサ核油、酸化亜鉛、ウミクロウメモドキ油、ヨーロッパキイチゴ種子油、セリサイト、シリカ、アロエベラ葉エキス、メマツヨイグサ種子エキス、サクラ葉エキス、ユズエキス(光毒性の心配はありません)、メリアアザジラクタ葉エキス、ユビキノン(CoエンザイムQ10)、トコフェロール(ビタミンE)、サリックスニグラ樹皮エキス、ダマスクバラ花油・ジャスミン油 ※紫外線吸収剤不使用
肌のとても弱いわたしでも、この日焼け止めは特にアレルギーが出たりかゆくなったり赤くなったりしないので助かっています。
山口先生によると、この日焼け止めはお湯洗顔で落ちるので石けんは使わないでいいとのことです。
実際に洗っていると落ちているのかちょっと疑問(汗)。
ただ、医師が言っているのなら大丈夫なんだろう、という適当な感じで石けんは使わずぬるま湯洗顔だけで落としています。
でも、特にその後肌トラブルになったことはありません。
敏感肌の方は3mlのお試しサイズで試してみるといいと思います。
サンプルの方はフタが開くので、洗って30mlの方を入れて持ち運び用に使っています。
オードヴィーブ・サンスクリーンの詳しいレビュー記事はこちら♪
宇津木医師の推奨はエメローゼンのVUVプロテクト
あれっ、じゃあどうしてエメローゼンを使っていないの?
エメローゼンはアマゾンや楽天で入手できないので不便なんですよね。
「オードヴィーブ・サンスクリーン」はお湯で落ちるため、石けんで落とす必要がありません。
山口先生も著者の中でこうおっしゃっています。
…落ちやすさも大切な条件です。私が使っているのは、「オードヴィーブ・サンスクリーン」という商品。お湯洗顔でキレイに落ちます。落ちにくい日焼け止めを好む人が多いのですが、落ちにくいものは、それだけ肌に害があると考えてください。
引用元:2015年 主婦と生活社 山口麻子『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』728
わたしはアトピーで乾燥肌なので、極力肌が乾燥するようなことはしたくない。
「オードヴィーブ・サンスクリーン」のほうが肌への負担がより少なそうと思ったから、こちらを愛用しています。
山口先生が推奨されているので安心感がはんぱないです(笑)。
敏感肌のわたしでも使った後にまったく影響がない、ありがたいUVクリームです。
これからもずっと使い続けていきます。
肌断食中にメイクはしてもいい?
先ほどの山口先生は、口紅以外は使わないことを推奨されています。
というのも、アイメイクをするとその成分だけでなく、落とすときにどうしてもこするのでたるみやシミの原因になるからです。
あ、口紅もしないほうがいいんですよ。でも、口紅は必要悪のあつかいのようです。
使わないと顔色も悪くなりますしね。
まあ、いまはマスクをしているので口紅を使う機会も減っているので肌断食を始めるには絶好のチャンスと言えます。
アイブロウを使っているとだんだん眉毛が薄くなってきませんか?
これは、こんな理由だそうです。
たしかにアイブロウを使って書いている部分はわたしも眉毛がほとんどありません。
アイブロウも使わないと半年もすると自分の眉毛がまた生えてくるそうなので、これはぜひやってみたいですが…。
肌断食をしている間にファンデーションをつけないと言っても、外出するのにアイメイクなしはちょっと厳しい…。
ましてや眉毛を書かないで仕事に行くのは絶対ムリ。
肌断食をしていても最低限のメイクはしたいですよね。
ということで、わたしは取りあえず仕事へ行くときはアイブロウ、アイシャドウ、アイライナーだけ使っています。週末の外出はアイブロウだけ。
マスカラは前は使っていたのですが、まつげが抜ける感じがしたので特別なときに限定しています。
使うなら極力肌にやさしい製品を使いたい!
わたしが吟味に吟味を重ねて、いま使っているメイク用品はこれです。
- アイブロー:エトヴォス、ナチュラグラッセ
- アイシャドー:エトヴォス
- アイライナー:トゥヴェール
- マスカラ:トゥヴェール
- 口紅:エトヴォス、24chコスメ
- ファンデーション:エトヴォス
- チーク:エトヴォス
わたしの使っているメイク用品については別の記事で詳しくレビューします♪
まとめ:アトピー肌・敏感肌が改善した肌断食の宇津木式スキンケア
この記事では、アトピー肌・敏感肌のわたしが、肌断食の宇津木式スキンケアをするようになった経緯や、宇津木式スキンケアを行うときの方法、必要なグッズについてお伝えしてきました。
わたしはかなり弱い肌でアトピーです。
それでも、肌断食をしても大丈夫だったのはもちろん、肌断食をして肌が安定して悩み知らずになりました。
化粧品代も浮かせることができたのでいいことづくめです!
もっと早く知っていれば…あんなに悩まなくてよかったのにな~と思います。
この記事を読んでくださったアトピー肌、敏感肌の方にもぜひ試してみていただきたいスキンケアです。
ただ、記事の中にも書きましたが、自己流だと失敗したり肌を痛めたりする場合もありますので、肌断食の本をよく読んで、納得した上で試すことをおススメします。
また、肌断食の専門家の方々もちょっとずつおすすめの内容が違ったりしますので、その中で自分に合っている方法を取捨選択するのも重要です。
たとえば、宇津木先生は石けんを使うのですが、山口先生は石けんも極力使わないよう指導されています。
わたしは肌が弱いので石けんを使うとたちまち乾燥してしまいます。よって、石けんを使わない派の山口先生の「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた」を主に参考にしています。
若干違いはありますが、共通するのは、
「何もつけないことが一番肌を美しくする」
ということですね。
この記事が少しでも参考になれば嬉しく思います。
湯シャンの記事も参考にしてみてくださいね♪