愛犬が床を歩くときに足が滑るようになったので、何かいい対策グッズはないかな…。
老犬だけでなく、関節炎の病気や太ってもワンコの足は滑りやすくなってしまいます。踏ん張れないと歩けなくなってきて、かわいそうでなんとかしてあげたいですね。
我が家でも、ミニチュアダックスフンドの茶太郎が年を取ってきて足が滑るようになってしまったときに「このまま歩けなくなって寝たきりになるのでは」と心配で、いろんな滑り止めグッズを試しました。
この中で一番効果があったのがToeGrips(トーグリップス)です。
この記事では、我が家ではとても効果のあった、足の滑り止めグッズのToeGrips (トーグリップス)のどんなところがいいのか、使い方、価格、購入方法なども詳しく詳しくご説明します。
愛犬の茶太郎が足が滑るようになりToeGrips(トーグリップス)を使うように!
現在18歳のミニチュアダックスの茶太郎 (その後19歳になりました!)は元気いっぱいですが、16歳くらいから後ろ足が弱ってきて、フローリングや公園の砂の上を歩くときに後ろ足が滑るようになりました。
滑るといってもつるつる滑るだけならまだいいのですが、両足一緒に後ろの方に滑ってしまい歩けなくなってしまうのです。
最初はヘルニアを疑ったのですが、獣医さんによるとヘルニアではなく筋力の低下とのことでした。茶太郎は元々お散歩もあまり好きではないので、足が弱りやすかったのかも知れません。
ざっざっと滑っている音を聞くとかわいそうでかわいそうで胸が締め付けられるような気持ちでした。「このまま歩けなくなるんじゃないか?」と心配でした。
じゅうたんだと滑らないのでじゅうたんを敷くことも考えたのですが、トイレの失敗をすると掃除が大変なので、なるべくじゅうたんを敷かずに済む方法はないか調べました。
靴下はいやがって脱いでしまいますし、肉球ワックスは余計に滑ってしまいだめでした。
そんな時に見つけたのが、ToeGrips(トーグリップス)です。ダメもとで購入して装着したところ、なんとほとんど滑らなくなったのです!
ToeGrips(トーグリップス)とは?
ToeGripsはアメリカのJulie Buzbyという獣医師の方が開発した犬用の滑り止めグッズです。自分の愛犬が膝を悪くして、床で足が滑るようになったことが、開発したきっかけだそうです。
Toe Gripsはリング状の天然素材のゴムで、固い輪ゴムのようなとてもシンプルなつくりですが、効果バツグン!
上の画像は、茶太郎が使っているToeGripsのM (青色)の画像 です。
使い方はカンタン。ワンちゃんの爪にはめ込むだけです。
ちなみに、Toeはつま先、Gripsはしっかりつかむ、という意味です。トゥ・グリップスとかトーグリップとかトゥ・グリップスとか、カタカナではいろいろな表記がありますね。
NHKまちかど情報室でも、2018年1月4日にテレビで放送されていました。
ToeGripsってどんなものかイマイチわからないんだけど…。
動画で見るとわかりやすいので動画を入れておきますね。茶太郎もまさにこの動画のような感じでした。
この動画の最初はToe Gripsをはめていない様子がうつっていて、次にToe Gripsを装着して滑らなくなっている様子を見ることができます。
構造としては、床に爪ではなくゴムがあたるり摩擦の力で滑らなくなる、というものです。こんな感じで青い部分がToe Gripsです↓
装着して以来、茶太郎は後ろ足にずっとトーグリップを付けて生活しています。8月で19歳になりますが、今でもフローリングでも公園の砂のところでも装着したまま普通にすたすた歩けています
ソファにも上れますし階段も上り下りできます。歩けるのでお散歩にも行けますし、歩くことによって筋力をある程度維持できているのではないかと思います。
多分、ToeGripsを使っていなかったら筋力が低下してしまって歩けなくなって寝たきりになっていたのではないかと思いますので、トーグリップスには頭を向けては眠れません(笑)。
ToeGrips(トーグリップス)についてよくある質問
こんな方のために、トーグリップに関してよくある質問をまとめました。
トーグリップスの値段は?
トーグリップスの値段は20個入りで4,400円(税込・送料込)です。
トーグリップスは通販で買えるのか?
残念ながら、現在は楽天やアマゾンでの取り扱いはなく、動物病院のみで販売しています。
この記事の後の方で購入場所については詳しく説明しています。
トーグリップスはどんな風に届くのか?
こちらが購入すると届くトーグリップの袋の表です↓
中には前足と後ろ足用に合計20個のトーグリップスが入っています。
こちらが裏です↓
裏にはサイズと色も書いてありますね。
また、中にはこのような英語の説明書も入っていました。
いつも「くすの木動物病院」で購入しているのですが、くすの木動物病院では独自の説明書をつけてくれます。
購入先については記事の後半で詳しくご説明します。
ToeGripsを使うとどんな効果があるの?
トーグリップスを使った飼い主の方の口コミをまとめました。
- 床で滑らなくなった。
- 自分の足で歩けるようになった。
- 滑らないのでしっかり立てるようになった。
- 階段やソファーに自分で上がれるようになった。
- 散歩ができるようになった。
- 支えなくても自分でトイレができるようになった。
- いろいろなことに積極的になった。
- 筋肉の量が増えて体がしっかりした。
滑らなくなるだけでなく、自分の足で歩けることで自信もつくし、性格も明るくなる、というメリットもありますね。
トーグリップスのサイズはどれを選べばいいの?
トーグリップスはサイズが7種類にわかれています。ゆるゆるだとすぐに脱げてしまい、きついと爪に入らないので、サイズはしっかりと測ることが重要です。
以下の画像のように、爪にひもを巻いて、印をつけたあと、印と印の間が何ミリあるか、円周を測って決めます。
なお、サイズ別に色が違うので、女の子だから青色はいまいちだな、と思ってもMであれば青色になります。
爪の円周 | サイズ | カラー |
9-12mm | XS | 黄 |
13-15mm | S | 赤 |
16-19mm | M | 青 |
20-23mm | L | 緑 |
24-27mm | XL | 紫 |
28-30mm | XXL | オレンジ |
31-36mm | XXXL | ネイビー |
トーグリップスはつけっぱなしでいいの?
ToeGripsは基本的につけっぱなしで大丈夫です。爪は最低でも1か月毎に切って、常に適切な長さにしてください。
お風呂に入れるときは本当は取った方がいいのですが、お風呂の中で滑ったりするのを防止するために茶太郎は装着したままお風呂に入れてその後よく乾かしています。
とくに問題が起きたことはありません。
我が家ではトーグリップスをつけたまま、そこから伸びた部分だけ切ってもらっています。つけっぱなしでだいたい2〜3か月もちます。
新しいトーグリップスに変えるのは、前に装着したトーグリップスが外れてどこかにいってしまったときや、切れて外れてしまったときです。
トーグリップスをつけると嫌がらない?
うちの茶太郎はものすごくなんでも嫌がる気難しいタイプなので(笑)、付けるときはちょっと大変。おやつをいっぱい用意して油断したところをささっとつけています。
いったん付けてしまうとまったく気にしている様子はなく、かんで取ってしまうようなことも一度もないので嫌がらないと思いますよ。
公式ページの方にも以下のように書いてありました。
97%の犬は噛んだり嫌がったりしていません。それどころか、付いていることに気づいていない犬がほとんどです。これは、トーグリップスは皮膚や脚、肉球などの柔らかい部分ではなく、神経の通っていない爪に装着されているからです。
トーグリップスってどのようにして付けるの?
付け方は、動画を参考にしてみてくださいね。
トーグリップスは、手ピカジェルのような粘度のあるアルコール液につけておいてから、ちょっと柔らかくなったところで装着するように推奨されています。
手ピカジェルにつけておくと装着しやすくなりますし、除菌にもなるので付ける際には事前に用意しておくといいと思います。
ただ、今はなかなか手に入りにくいと思うので、その場合は普通の水道水にしばらくつけてから装着しても大丈夫です。
正しい位置に装着できたかどうやってわかるの?
ToeGrips(トーグリップス)って犬が飲み込むことはないの?
トーグリップスを飲み込んでしまうんじゃないか、という心配もありますよね。
公式ページの方には次のように書いてありました。
開発者の同僚の獣医師全員が、このサイズであれば消化器官を通って出てくるので、体の中での害はないと言っています。
今まで、トーグリップスが体内に留まりなんらかの健康被害があった事例はありません。なお、トーグリップスはFDA(アメリカ食品医薬品局)より、無毒性であると承認を受けています。
小さいので、万が一飲み込んでもうんちに出てくるのではないかと思います。とはいっても、なんでも食べてしまうワンちゃんの場合は十分に注意してくださいね。
茶太郎はまったく気にしていない様子で、もちろん飲み込んだというようなことも一度もありません。
トーグリップスはどこで購入すればいいの?
以下は、2021年10月に確認した情報です。
Toe Gripsは基本的には動物病院で取り扱っています。一時はアマゾンや楽天でも購入できたのですが、いま購入できるのは以下の2つの動物病院のようです。
また通販で買えるようになるといいですよね…。
くすの木動物病院(東京都世田谷区)
茶太郎の場合は、最初にこちらで購入したときは電話で注文をしました。その後オンラインの販売が始まったのですが、現在は在庫の関係から停止しているとのことです。
このため、現在の購入方法は以下の2つの方法となります。
- 電話で注文する
- オンラインの問い合わせフォームに必要事項を入力する
① 電話で注文する場合
くすの木動物病院の電話番号は、03-5706-8412です。
今日ちょうど購入しようと思ったらオンラインで注文できなかったので電話したところ、そのまますぐに注文を受け付けてくれました。
注文するときに必要な内容は以下の通りです。
- 希望するToe Gripsのサイズと個数
- 名前・住所
- 電話番号
くすの木動物病院の場合、振込先に振り込んで、入金を確認した時点ですぐに発送してくれます。
価格は現在は4,400円(税込・送料込)でした。
我が家の場合は、電話をした後すぐにインターネットバンキングで振り込んだところ、その日の内に発送の連絡のメールが入りました。
受付の女性の方もとても感じがいいですし、対応も早くてとても好感度が高い動物病院です。
ただ、「ToeGripsはアメリカから輸入していて、コロナウイルスの関係で今後は在庫がどのくらい確保できるか分からない」とのことでした。
② オンラインの問い合わせフォームに入力する
オンラインフォームのURLはこちらです。
このページの↓の部分をクリックすると問い合わせフォームになります。
名前やメールアドレスなどを記入して、問い合わせたい内容を入力すると、早ければその日のうちに返事が返ってきます。
この問い合わせフォームに希望するサイズやフォームを入れておくと、振り込んだあとに、商品が送られてきます。
クリックポストで封筒に入ってポストに投函されていました。宅配便ではないのでこの時期でも安心ですね。
動物病院の診療時間内に電話ができない場合は、オンラインフォームの問い合わせフォームに入力すると、スムーズに注文することができます。
みらい動物病院(滋賀県大津市)
今回もこちらで注文しようと思ったところ、残念ながら茶太郎のサイズの青色(M)は売り切れ…残念。サイズの在庫がある方はこちらで注文してみてもいいですね。
値段は税込で4,650円+送料です。¥10,800以上の購入で送料無料となります。
それぞれの動物病院のサイトにも詳しい情報がありますので参考にして下さいね。
足が滑る犬に超おすすめのToeGrips(トーグリップス)のまとめ
この記事では、フローリングなどの床で滑ってしまう犬用の滑り止めグッズ「Toe Grips (トーグリップス)」について、そして最新の購入方法をご紹介しました。
我が家の場合、ToeGripsがなければ今ごろ茶太郎は歩けていないかも知れない、と思っています。心の底からおすすめできる商品です!
いまはアマゾンや楽天などでは販売していないので、購入するのがちょっとめんどくさいのですが、愛犬の足が滑ってお困りの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
もちろん全てのワンちゃんに効果があるわけではないと思いますが、足が滑って悩んでいる飼い主の方は、ぜひ一度試してみてあげてくださいね。
ありがとう~ワンっ!