昨年2019年4月から現在までの1年間で観た海外ドラマをランキング形式でお伝えします。NETFLIXから6作品。Amazon Primeから5作品の合計11作品でした。
エピソード数にすると全部で308話になります。結構観ました!
ちなみに現在(2020年3月)、NETFLIXの「ベターコールソール・シーズン5」を視聴中です。
先月2月25日から配信がスタート。毎週火曜日に1エピソードづつ公開されているので、まだすべて観れていません。ですので今回のランキングには入れていません。でも面白いです。まだ観られていない方には是非おすすめしたいです。あの海外ドラマの名作「Breaking Bad」のスピンオフ作品です。
それでは2019年度に観た海外ドラマ11作品のランキングを発表します。
ランキング発表!!!
1位:ナルコス
シーズン1~3 全30話 NETFLIX IMDb: 8.8点
この1年間に観た海外ドラマの中で圧倒的に面白かった作品でした。コロンビアの麻薬カルテルとアメリカ麻薬取締局(DEA)・コロンビア政府との闘いを描いたみごたえたっぷりの実話にもとづいたドラマです。
ドラマの進行は主人公のひとりであるアメリカ麻薬取締官のナレーションによってスピード感と緊張感をもって進んでいきます。
シーズン1&2はコロンビアに麻薬1大組織、メデジン・カルテルをつくったパブロ・エスコバルとの闘いを中心に描き、シーズン3では同じく力を伸ばしてきたカリ・カルテルとの闘いを中心にストーリーが展開していきます。
興味深いのは、善と悪に完全に分けて描かれたドラマではなく、それぞれの立場にたった人間模様、家族愛、絆などが描写されているところです。
ナレーションによるストーリーの進行に最初すこし違和感があるかもしれませんが、慣れてしまうとどんどんはまり、気が付けばほとんどノンストップで一気に観てしまいました。
2位:ミスター ロボット
シーズン1~4 全45話 Amazon Prime IMDb: 8.5点
主役を演じるのは映画ボヘミアンラプソディーで2019年のアカデミー主演男優賞を獲得したラミ・マレックです。この作品では天才ハッカーを熱演しています。
シーズン1からストーリーのいたるところに「あっ」と驚くいろいろな仕掛けが用意されています。特に最終シーズンとなったシーズン4の最後の2話は必見です。びっくりします。
IMDbの評価点(最高10点)も高く、総合平均で8.5点。最終シーズン全13話のIMDb評価点は9.0点以上が10話あります。シーズン4の最終話の得点はなんと9.9点です。
3位:マインドハンター
シーズン2 全9話 NETFLIX IMDb: 8.5点(シーズン1&2平均8.6点)
制作総指揮デビット・フィンチャーの海外TVドラマです。 デビット・フィンチャーは監督としても全19話(シーズン1:10話、シーズン2:9話)の内、7話を監督しています(エピソード 1&2, 9~13 )。
デビット・フィンチャーと言えば、映画監督として、「セブン」「ファイトクラブ」「ゾディアック」「ゴーンガール」などこれまでの作品で数々の”驚き”を与えてくれた名監督。このデビット・フィンチャーがTVドラマの制作総指揮とっていることだけでも観る価値ありの作品であると思います。
物語は、1970年代後半のアメリカを舞台に、FBIに新しく設けられた「行動科学ユニットチーム」のメンバーが未解決連続殺人事件に臨むサスペンスドラマです。
4位:ナルコス メキシコ編
シーズン1~2 全20話 NETFLIX IMDb: 8.4点
前作コロンビアを舞台にした「ナルコス」の続編となる形をとっていますが、話の中心はコロンビアからメキシコに移り、時間も1980年代前半へとさかのぼって、新しい物語が始まります。
メキシコ警官だった青年ミゲル・フェリクスがメキシコ麻薬カルテルの大ボスになっていく過程とアメリカ麻薬取締局(DEA)とグアダラハラ・カルテルとの闘いを描いた、これも実話にもとづくドラマです。
前作ナルコスのシーズン1エピソード3の冒頭でナレーションが語るメキシコで勤務するDEA捜査官、キキ・カマレナが、本作メキシコ編のシーズン1の中心人物のひとりとなっています。またシーズン1と2のところどころで前作「ナルコス」の同じ出演者が登場するところも見逃せません。
5位:ザ・スポイ エリ・コーエン
全6話 NETFLIX IMDb: 7.9点
1960年代にシリアでスパイ活動をおこなっていたイスラエル人、エリ・コーエンを描いた実話にもとづくドラマです。
彼がスパイとなるための訓練、シリアへ入国するための海外での準備活動、シリアに入ってからの本格的スパイ活動について実話ならではの緊張感を持ちながらストーリーが進みます。
実在した人物の本当にあったスパイ活動は、良くあるエンターテイメント的要素を含んだ超人的なスパイがでてくる映画とは異なりますが、ハラハラドキドキ感はより大きなものでした。
6位:BOSH(ボッシュ)
シーズン1~5 全60話 Amazon Prime IMDb: 8.4点
刑事もののドラマや映画はたくさんありますが、このBOSHは他の刑事ものとはひと味違います。その違いをひとことでいうなら「飾り気のない人間ドラマ」であると言うことでしょうか。
主人公やその周りをとりまく人物がみんな自然体で人間味にあふれています。舞台はロス市警ですが、実際の警察署ってこんな感じなんだろうなと思わされます。
シーズンが進むごとにその実際感は強くなり、様々な事件が同時におきる中で、登場人物たちが仕事とプライベートの両方で抱える問題と向き合いながらそれを乗り越えていこうとする姿が描かれていきます。でも必ずしもうまくいくとは限らないところがこのドラマの良いところです。
7位:True Detectice
シーズン3 全8話 Amazon Prime IMDb: 8.4点 (シーズン1-3の平均は9.0点)
待ちに待ったTrue Detectiveシリーズの第3作目が昨年末アマゾンプライムで無料視聴となりました。このシリーズはシーズンごとに独立した話になってるので、どのシーズンから観ても大丈夫です。
シーズン1があまりにも凄かったので、シーズン2は正直がっかりしました。期待感が強すぎたのだと思います。でも今回のシーズン3はシーズン1とまではいかなくても、そこに近づけたいという気持ちは強く感じた作品でした。
シーズン1が過去と現在の2つの時間軸で物語が進行していたのに対して、シーズン3では、過去1、過去2、現在という3つの時間軸で物語が進行します。その分話は少し複雑になりますが、いろいろなヒントの隠し場所や伏線が増える分、面白さも増しています。
8位:殺人を無罪にする方法
シーズン4 全15話 NETFLIX IMDb: 8.1点(アメリカで放映済の平均点)
この作品は一昨年にシーズン3まで観ていたので、昨年はシーズン4だけ観ました。12月の第3週に一気に全15話を観終わりました。
ストーリーの展開は、最初に未来に起きるショッキングな出来事が断片的に映像に映し出され、そのあと現在に戻ってメインの物語りがそのショッキングな未来に向かって進んでいくというお決まりのパターンで展開していきます。
アメリカでは昨年すでに84話まで放映されています。また2020年も続くことが決定しています。
9位:ホームカミング
シーズン1 全10話 NETFLIX IMDb: 7.5点
ジュリア・ロバーツがドラマシリーズの主演となることで話題を呼んだ作品。戦争から帰国した帰還兵が一般市民となることを支援する帰還兵サポートセンターでおこなわれる恐ろしい秘密をめぐるサスペンスフィクションです。話が進むほどにだんだんと怖さがましていきます。
役者ではジュリアロバーツの上司役を演じるボビー・カナヴェイルの演技が他の作品と同様、本作でも光っています。
10位:スニーキー・ピート
シーズン1~3 全30話 Amazon Prime IMDb: 8.2点
スニーキー(Sneaky)の意味は「こそこそやる」という意味で、詐欺師の話です。とくにシーズン1&2が面白かったです。いずれもシーズン最終話で「ええつ」と驚く展開が待っています。
あの名作中の名作「Breaking Bad」主演のブライアンリークランストンや、海外ドラマ好きであればみておきたい「The Americans」でロシアのスパイとスパイになってしまった2人、マーゴ・マーティンデールとアリソンライトも出演しています。
11位:スタート・アップ
シーズン1~3 全30話 Amazon Prime IMDb: 8.0点
仮想通貨“ジェンコイン”を立ち上げた3人の主人公とその起業資金をめぐり、マフィアや政府機関の人間などの思惑が入り乱れるクライムサスペンスです。シーズン1&2は特に楽しめます。