自宅で過ごすことが増えたため、じわじわと人気が出ているのが「靴磨き」。
革靴を手入れしていると心が落ち着くため、忙しくても自分で革靴を磨く人も多いようです。
革靴をキレイに磨いてピカピカにすると心も晴れやかにリフレッシュ。大切な高い革靴も長持ちして一石二鳥です。
我が家では、5年ほど前から革製品を手入れにして大切に使うようになり、その延長線として靴磨きにも興味を持つようになりました。
実際に靴がキレイになると本当に気持ちがいいものです。
「靴磨きが趣味」というプロの域には到達していないのですが、基本的な靴磨きの道具をそろえて楽しんでいます。
靴磨きのスペシャリストの方々のブログやYoutubeの動画をいろいろ見ているとワクワクしますね。靴磨きは奥が深くて追及しようと思うと実に色々な道具が必要です。
この記事では、我が家の経験を踏まえて、初心者の方が本格的な靴磨きにチャレンジするときに知っておきたい内容をお伝えしたいと思います。
- 最初にそろえておきたい靴磨きの道具
- 靴磨きの基本的なやり方
靴磨きのグッズは1個ずつ揃えるのは選ぶのも大変だしお金もかかりますが、リーズナブルなスターターセットもいろいろあるので手軽に始めることができますよ!
革靴を大切に使いたい方はぜひ革靴のお手入れにチャレンジしてみてくださいね。
- 革靴の靴磨きに使う8つの道具
- 革靴の靴磨きの6つの手順
- STEP 1 革靴にシューキーパーを入れて革靴の形を整える
- STEP 2 馬毛ブラシで革靴についたホコリや乾燥した汚れを落とす
- STEP 3 クリーナー(リムーバー)で靴についた古いクリームや汚れを落とす
- STEP 4 専用のブラシか指で革靴用の靴クリームを塗る
- STEP 5 豚毛ブラシで革靴用のクリームをなじませる
- STEP 6 グローブやクロスで乾拭きして余分なクリームを落とし磨く
- 靴磨きが完了!
- フォーマルな革靴はさらにハイシャインポリッシュ!【鏡面磨き】
- 革靴の鏡面磨きの5つの手順
- 革靴の手入れや靴磨きに使う道具は何をそろえればいいか?
- まとめ【初心者でも簡単に靴磨き!】革靴の手入れで心も靴もリフレッシュ
革靴の靴磨きに使う8つの道具
初心者の方が本格的に靴磨きをするときにそろえておきたい基本的な道具はこの8つです。
靴磨きの道具 | 目的 | メモ |
シューキーパー | 革靴の形を整える。 | |
馬毛ブラシ | 土やホコリを落とす。 | |
クリーナー | 汚れを落とす。 | |
革靴用のクリーム | 革に栄養を与える。 | 黒は補色効果あり。 |
ミニ豚毛ブラシ | 靴クリームを塗る。 | クロスや布でもOK。 |
豚毛ブラシ | 靴クリームをなじませる。 | |
クロス | 乾拭きして余分なクリームを落としてツヤを出す。 | 布でもOK。 |
グローブ | ツヤを出す。 | 布でもOK。 |
それぞれの靴磨きの道具についてはこのあと詳しくご説明しますね。
革靴の靴磨きの6つの手順
革靴のお手入れは、基本的にこのような流れで行います。
- STEP 1シューキーパーで革靴の形を整える革靴にシューキーパーを入れて革靴の形を整える。
- STEP 2ホコリを落とす馬毛ブラシで革靴についたホコリや乾燥した汚れを落とす。
- STEP 3古いクリームや汚れを落とすクロスにクリーナー(リムーバー)をつけて靴についた古いクリームやこびりついた汚れを落とす。
- STEP 4革靴用のクリームを塗る専用のブラシか指で革靴用のクリームを塗る。
- STEP 5クリームをなじませる豚毛ブラシで革靴用のクリームをなじませる。
- STEP 6余分なクリームを落として磨くグローブで乾拭きして余分なクリームを落としながら磨いていく。
- STEP 7完了!これで靴磨きが完了です。
黒い靴には黒い靴用クリーム、茶色であれば無色を使いますが、それ以外の手順はどの革靴でも同じです。
STEP 1 革靴にシューキーパーを入れて革靴の形を整える
まずは革靴に「シューキーパー」を入れて形を整えておきます。
「シューキーパー」とは、靴の中に入れて靴のしわをのばしたり靴の形を整えるためのグッズ。使っていない方も多いと思いますが、「シューキーパー」は革靴を長持ちさせる上で実は重要なんです。
シューキーパーを使うのはこのような理由からです。
- 革靴の形を保ったり形のくずれを直す。
- 革靴のしわやひび割れを防止。
- 革靴のしわが伸びるので細かい部分の手入れができる。
革靴ってどうしてもすぐに形がくずれたりしわができますよね。特に雨が降った後に靴が濡れたままめんどうくさくてそのまま置いておくと、革がひび割れてきたりしてしまいます。
このため、革靴にはふだんからシューキーパーを入れておくほうが靴がはるかに長持ちします。
また、なぜ靴磨きをする前にシューキーパーを入れておくかというと、シューキーパーを入れると靴にできたしわがのびるので、細かいホコリや汚れが取れて革全体に靴用のクリームが浸透しやすくなるからです。
シューキーパーといってもピンからキリまであって、木製の高いものからプラスチックの安いものまでいろいろあります。
ただ、すべての靴に木製のシューキーパ―を買うと予算的に大変ですよね。
我が家の場合は、男性用のビジネスシューズは木製、女性用のパンプスやローファーはプラスチックのシューキーパーにして使いわけています。
愛用している木製のシューキーパーはこれです。アウトレット価格なのに有名メーカーと同等の仕様でとてもおすすめです。
女性の靴におすすめのリーズナブル価格のプラスチック・シューキーパーはこちらです。
STEP 2 馬毛ブラシで革靴についたホコリや乾燥した汚れを落とす
次に、「馬毛ブラシ 」でブラッシングして靴のホコリを落としていきます。
競走馬を想像していただくとわかりやすいですが、馬毛は毛が細くてやわらかくしなやかなので、革靴のホコリや土などの乾燥した汚れの除去に適しています。このため、ホコリ落としには馬毛ブラシが使われます。
馬毛ブラシとこの後に使う豚毛ブラシは、毛のところが同じような黒色だったり白色だったりする場合があります。
持ち手側からは違いがわかりにくいので、我が家ではテプラシールを貼ってわかりやすくしています。
豚毛ブラシのほうは黒いクリームがついちゃってますが…。
革靴をしっかりとブラッシングして汚れを落としておくとこの後で革クリームがのりやすくなるので、ほこり取りの手順は結構重要です。
本当は靴ひもも外してからブラッシングしたほうがよいのですが、めんどうくさい場合はそのままで!
革靴を履いた後に靴を軽くブラッシングしておくことを習慣にしておくと、革靴が長持ちします。でもついついそのままにしちゃうんですけどね…。
我が家で購入した馬毛ブラシはM.モゥブレィのホースブラシ。とても使いやすくておすすめです。
モゥブレィは、革靴ブランドや靴修理のプロも使用する、シューケアを代表するイタリア発のブランド。
前身は180年以上の歴史を誇るブランドだけあって、サフィールと並んでシューケア製品のトップブランドです。
STEP 3 クリーナー(リムーバー)で靴についた古いクリームや汚れを落とす
革靴のほこりや汚れを馬毛ブラシでしっかりと取り除いたら、次に革靴用のクリーナー(ステインリムーバー)を使って、靴についた古いクリームやワックス、そしてこびりついた汚れを落としていきます。
古いクリームや汚れを落とさないまま靴用クリームを塗り重ねていくと、革がだんだん傷んでいくためです。このため汚れ落としは大事な作業です。
クロス(布)に小豆大のクリーナーを取って、靴全体をやさしくなでるようにして汚れや古いクリームを落とします。
汚れ落としには、Tシャツや肌着などのやわらかい薄手の綿をカットしたものを使います。
クリーナーの水分によって革靴について汚れや古いクリームが浮いてくるので、ごしごしとこすらなくても十分に汚れは落ちます。
革が痛んでしまうので、くれぐれも強い力でこすらないようにしましょう。
それでもまだ汚れが落ちない場合は、さらにクロスにクリーナーを取ってくるくると円を描くようにしながら磨いてさらに汚れの部分をふきとっていくようします。
そうすると、最初は取れなかったよごれもだんだんすっきりと取れてきます。
汚れがすっかり取れたら最後にきれいなクロスでふきながら靴クリーナーを取っていきます。
我が家で購入したクリーナーは馬毛ブラシと同じくM.モゥブレィのステインリムーバーです。
この後ご紹介するスターターキットに左側の画像のミニタイプ(24ml)が入っていたのですが、すぐに使いきってしまいました。
汚れもよくとれるしくさい臭いもなく気に入ったので、右側の標準サイズ(60ml)を追加で購入しました。
ミニタイプは容量が少ないのであくまでもお試しの容量ですね。
STEP 4 専用のブラシか指で革靴用の靴クリームを塗る
汚れ落としが完了したら、さっそく革靴用の靴クリームを塗っていきます。靴クリームはシュークリームと呼ばれる場合もあります。
- 革に浸透して栄養を与える。
- 革がやわらかくなってひび割れやしわを防ぐ。
- 傷などを目立たなくする補色効果もある。
※無色は補色効果なし
革靴用のクリームは指で塗ると体温でクリームがあたためられるので塗りやすいのですが、ニオイもするし指が汚れるので靴クリーム専用のブラシで塗るのがカンタンでおすすめです。
靴クリーム専用のブラシはペネトレイトブラシ(ペネトレイトは英語で浸透のこと)とも言います。
革用のクリームは伸びがとても良いので、使うのは米粒2~3粒ほどで大丈夫です。ブラシにクリームを取ったらスピーディに靴全体にさっさっと塗っていきます。
「ブラシでクリームを塗る」というのはちょっと意外なのですが、実際にブラシを使うと細かいところにもクリームが届くので塗りやすいのがわかります。
おすすめなのは、やはりM.モゥブレィのペネトレイトブラシです。
ブラシを使うと靴のコバ(靴の底が外にはみだしている部分)や靴ひものところ、しわができてしまったところなど、細かいところにもクリームを楽に塗り広げることができます。
しわができているところやひび割れしているところなどは、特にしっかりとクリームを補給して栄養を与えてあげるようにしましょう。
我が家で使っている革用クリームはスターターセットに入っていた、エム・モゥブレィのシュークリーム(ブラック)です。
モゥブレィのシュークリームは、高い信頼度があることで知られていて、伝統的なレシピで作られていて優れた浸透力で皮革に潤いと栄養を与えてくれます。
代表的なシュークリームなのに価格はリーズナブル。気軽に買えるところもおすすめポイントです。
もし単体で買うならほかにおススメなのは、靴磨きにはまっている人にファンが多い「サフィール ノワール クレム1925」です。
サフィールは、世界のレザーブランドやシューメーカーから圧倒的に支持されているメーカーです。
「クレム1925」の1925はパリ万博で金賞を受賞した年を示しています。これ一つで「汚れ落とし・栄養補給・ツヤだし・撥水・補色」の5役をこなすという便利な靴クリームです。
ちなみに、我が家も革製品の補修ではサフィールの革用補修クリームを愛用しています。サフィールはエルメスの革の補修にも使われているんですよ。
革製品の補修に興味のある方はこちらの記事もどうぞ。
なぜ「サフィール ノワール クレム1925」を使っていないのかというと、モゥブレィのシュークリーム(ブラック)がまだまだあり、じゅうぶん満足しているからです。
ただ、なくなったら「クレム1925」も使ってみたいです!
STEP 5 豚毛ブラシで革靴用のクリームをなじませる
靴用のクリームが靴全体に行きわたったら、 「豚毛ブラシ 」でブラッシングして革靴用のクリームをなじませていきます。
ステップ2の汚れ落としのときには「馬毛ブラシ」を使いましたよね。
「馬毛ブラシ」と「豚毛ブラシ」にはこのような違いがあります。
- 毛が細い
- 毛がやわらかくしなやか
- 毛に艶がある
- 毛が太い
- 毛が硬め
- 毛に艶がない
写真で比べてみると、馬と豚の毛の違いがはっきりしますね。馬毛のほうがふわふわしていて、豚毛のほうが硬そうでしっかりとした毛に見えます。
靴クリームを塗ってから豚毛ブラシでしっかりとブラッシングすると、余分なクリームを取り除きながら、クリームを全体に均一になじませることができます。
ブラッシングすることで、革のマッサージ効果もあります。力は馬毛のときよりも強めでも大丈夫です。ブラッシングを続けるとだんだん靴の表面がツヤツヤに光ってきます。
豚毛ブラシでおすすめなのは、M.モゥブレィの豚毛ブラシです。
STEP 6 グローブやクロスで乾拭きして余分なクリームを落とし磨く
最後に、クロスやグローブ型のクロスを使って磨いて仕上げていきます。
クロスで磨くと余分なクリームが取れてだんだんびっくりするほどピカピカになってきます。このときが靴磨きの醍醐味ですね。
このときに使うクロスは、汚れ落としのときに使ったようなTシャツや肌着などのやわらかい薄手の綿を適当な大きさにカットしたものでもいいですし、フランネルの生地もおすすめです。
我が家は、靴磨きの一式を買ったときにセットでついてきたミトンのようなグローブを使っています。
手を入れて手軽にさっさっと磨けるのでとても使いやすいです。一つあるとかなり便利!
靴磨きが完了!
これで靴磨きが完了です!
どうでしょう?艶が出てピカピカになった革靴を見ると、気分がすっきりしてとても気持ちが晴れやかになりますね。
靴磨きをやる前は、本格的に靴磨きをするのはすごく大変そうな感じがしますよね。
でも、実際は慣れてくると結構早く仕上げることができます。
男性用のビジネスシューズの場合は、この後に油性のワックスで靴のつま先やかかと部分に「鏡面磨き」をしてピカピカに光らせることもできます。
フォーマルな革靴はさらにハイシャインポリッシュ!【鏡面磨き】
さらに革靴のつま先やかかとの部分だけをもっとピカピカの艶々にするのが「鏡面磨き」です。「ハイシャイン」とも言いますね。
左が「鏡面磨き」をする前、右が後です。右のほうがつま先の部分が光っていますよね。
特に男性のビジネスシューズやパーティのときに履くパンプスなど、フォーマルな装いに履く靴に鏡面磨きをすると、見た目が美しくなるのでおすすめです。
鏡面磨きには特殊な油性のハイシャインのワックスを使います。
革靴の鏡面磨きの5つの手順
革靴の鏡面磨きはこのような順番で行います。
- STEP 1シューキーパーで革靴の形を整える革靴にシューキーパーを入れて革靴の形を整える。
- STEP 2ワックス塗りを数回繰り返すワックスをうすく塗る作業を数回繰り返す。
- STEP 3水をワックスにのせる指先に水を1~2滴とり、ワックスを塗った部分にのせる。
- STEP 4ワックスを磨くクロスでワックスを磨く。足りなければ水を適宜足す。
- STEP 5ほかの部分と均一にする馬毛ブラシで軽くブラッシングして鏡面磨きをした部分とほかの部分を均一にする。
何回かワックスを薄く塗った後に、水をちょっとずつ垂らしてクロスでやさしく円を描きながら磨いていくと、均一に鏡面のように表面が仕上がっていきます。
定番の鏡面磨き用ワックスはサフィールのミラーグロスです。
鏡面磨きはふつうの靴磨きよりも難易度が高いイメージです。実際にやってみると夏よりも冬のほうが難しいような…。ワックスが固まりすぎているからでしょうか。
何回やってもなかなか成功!とまではいかないのですが、それでも鏡面に近い感じにできるとつま先がピカピカになってうれしいものです。
ぜひ一度試してみてくださいね!
鏡面磨きの詳しい記事はこちらをごらんください。
【鏡面磨き】フォーマルな革靴におすすめなハイシャインポリッシュ
革靴の手入れや靴磨きに使う道具は何をそろえればいいか?
ここで悩むのが靴磨きをするにはどんな道具をそろえればいいか、ということですよね。
ブラシもいろいろあるし革靴用のクリームもブランドから種類からたくさんあります。この記事の中でも色々なおすすめな靴磨きの道具をご紹介してきました。
実際、我が家でも靴磨きにチャレンジしようと思ってから、どんな道具をそろえればいいか、いろんなブログを読んでみました。
悩みに悩んだ決められず、まずは必要な道具がセットになって箱に入っている靴磨きセット(スターターセット)にしました。これが大正解!
初心者の方や靴磨きをこれから始める方に断然おすすめなのはスターターセットです。
もちろん、靴磨きにはまってしまうと色々なグッズをそろえたくなるのですが、最初は必要最低限のセットを買って足りないものを追加で購入するのがいいと思います。
我が家で購入したのは「銀座大賀靴工房」のオリジナルスターターセット。素敵なボックスに入っているのでプレゼントにもおすすめです。
「銀座大賀靴工房」がとても気に入っていて、Amazonで買う場合でも楽天で買う場合でも 銀座大賀靴工房で購入しています。
スターターセットの中にも靴用クリームが2色とブラシも2つ入っているキットや、本格的な靴磨き用のブラシが入っているキットなどいろいろ種類があります。
今回は、「銀座大賀靴工房」の中で特におすすめの3つのスターターセットをご紹介します。
モウブレイ x 銀座大賀靴工房 スターターセット【ダブルWクリーム】
我が家が購入したのはWクリームセットのタイプです。
履いているのは黒い靴だけでなく茶色い靴もありますし、女性もののパンプスはいろんな色があるので、黒い靴以外もお手入れできるセットが欲しかったためです。
無色とブラックのクリームが各1個、クリームを塗るためのペネトレイトブラシも2本入っています。
こちらがセットの内容です。
- M.MOWBRAY シュークリーム:ニュートラル(無色)
- M.MOWBRAY シュークリーム:ブラック
- 靴クリーム塗布用ミニ豚毛ブラシ2本
- ミニブラシ(化繊)1本
- ミニブラシ(馬毛)1本
- 竹ようじ1本
- ミニステインリムーバー(汚れ落とし)1本
- ミニクロス(約 85mm×380mm)1枚
- 靴磨きムートングローブクロス1枚
- 銀座大賀靴工房オリジナルボックス
このWクリームセットのおすすめポイントはこんなところです。
- 黒色と無色の2色の靴クリームとミニブラシが2本入っているので、黒い靴も茶色などの黒以外の革靴のお手入れもできる。
- 2色用なのに値段が4,040円 (税込)とリーズナブル。
- 汚れ落としのクリーナーも入っていて、革靴のお手入れに基本的に必要なものはすべて入っている。
一方、ここはイマイチだな、という点もあります。
- ブラシがミニタイプなので小さい。
- 「靴磨きを趣味にしたい」というような場合は最初から標準のブラシを買ったほうがいい。
- 汚れ落としのステインリムーバーはミニタイプなのですぐになくなる。
このセットはミニブラシが2本ついているタイプなので、黒色と黒色以外の革靴のお手入れに使うためにはブラシがもう1セット必要になります。
我が家では、黒以外の茶色などの革靴のお手入れにこのミニブラシを使っています。黒い革靴用には追加でブラシを購入しました。購入したのはこのブラシです。
【馬毛ブラシ】
【豚毛ブラシ】
豚毛ブラシは家にもともとあったの使っていますが、購入するならこれがおすすめです。
モウブレイ x 銀座大賀靴工房 スターターセット【ダブルWクリーム】GOLD
このセットは、大きいブラシが入っているのにリーズナブルな価格設定でとにかくおすすめです。
このセットは我が家が購入したときにはなかったので、もし初めて買うのであればいまならこの「ゴールド」セットを買うと思います。イチオシです。
こちらがセットの内容です。
- M.MOWBRAY シュークリーム:ニュートラル(無色)
- M.MOWBRAY シュークリーム:ブラック
- 靴クリーム塗布用ミニ豚毛ブラシ2本
- 馬毛ワークホースブラシ1本
- 豚毛ワークブラシ(ホワイト1本、ブラック1本)
- 竹ようじ1本
- モウブレイステインリムーバー60ml1個
- モウブレイシューポリッシュ1個(ニュートラル)
- リムーバークロス1枚
- 靴磨きムートンクロス1枚
- コットン1枚
- 銀座大賀靴工房オリジナルボックス
馬毛のブラシは1本なのですが、ホコリ取り用なので黒い靴とそのほかの色の靴で兼用できると思います。
クリームをのばす豚毛ブラシがちゃんと2本入っているので大丈夫ですね。
このWクリームで大き目ブラシの「GOLDセット」のおすすめポイントです。
- 黒色と無色の2色の靴クリームとミニブラシが2本入っているので、黒い靴も茶色などの黒以外の革靴のお手入れもできる。
- 大きいブラシが入っていて手入れがしやすい。
- 汚れ落としのクリーナーも標準サイズ。
- 革靴のお手入れに基本的に必要なものはすべて入っていてとにかくおすすめ。
残念な点はこれだけです。
- 値段が高い。小さいブラシタイプの2倍。
モウブレイ x 銀座大賀靴工房 スターターセット 初心者向け
最後にご紹介するのは、クリームの色をブラックかニュートラルのどちらか1色を選べて、最低限必要な道具がそろうお買い得なセットです。
楽天のランキングでも1位を獲得しています。
こちらがセットの内容です。
- エムモゥブレィシュークリーム1個(ニュートラル(無色)またはブラック)
- 靴クリーム塗布用ミニ豚毛ブラシ1本
- ミニブラシ(化繊)1本
- ミニブラシ(馬毛)1本
- 竹ようじ1本
- ミニステインリムーバー(汚れ落とし)1本
- ミニクロス(約 85mm×380mm)1枚
- 靴磨きムートングローブクロス1枚
- 銀座大賀靴工房オリジナル シューケアボックス
このスターターセットのおすすめポイントです。
- 黒色か無色のどちらか選べる。
- 値段が楽天では2,940円 (税込)とリーズナブル。
- 汚れ落としのクリーナーも入っていて、革靴のお手入れに基本的に必要なものはすべて入っている。
残念な点はこんな感じです。ブラシが小さいのがわかった上で購入するのであればとてもいいセットだと思います。
- ブラシがミニタイプなので小さい。
- 汚れ落としのステインリムーバーはミニタイプなのですぐになくなる。
こちらももちろんきちんとした箱に入って届くので、手軽なプレゼントとしてとても喜ばれると思います。
176円 (税込)出せば先ほど違うこんな専用の紙袋もつけてくれます。
自分に必要な基本的なセットをまずは購入して、その後必要に応じて増やしていけばいいと思います。
ほかにもいろいろなセットや単品でも販売されていますし、サフィールのセットもあって必ず自分に合った靴磨き道具が見つかると思いますよ!
まとめ【初心者でも簡単に靴磨き!】革靴の手入れで心も靴もリフレッシュ
この記事では、初心者でも本格的に靴磨きにチャレンジしてみたい方向けに、靴磨きの手順を詳しくお伝えしてきました。
実際に我が家でもこの方法で靴磨きをしています。
慣れると割と早くできて楽しいので、一度試してみてはいかがでしょうか。
また、初心者の場合は、最初は靴磨きの道具を一つ一つそろえるとお金が結構かかってしまうので、必要な道具が一式まとめて入っているスターターセットを買うことをおすすめします。
靴磨きライフを楽しみましょう!
鏡面磨きでさらに靴をピカピカにする方法はこちらでご説明しています。
ちょっと難しそうな茶色い靴のお手入れ方法はこちらをごらんください。
お手持ちの革製品をサフィールの革用クリームでカンタンに補修できる方法の記事はこちら!
これ1本でなんでもお手入れできる便利なクリーム「ラナパー」を徹底解説しました。