イデコに入ったほうがいいって聞くけど、iDeCoは本当に得なの?利益が非課税になるってどういうことか教えて!
iDeCo(イデコ)とは、国の法律に基づく個人型年金の制度で、わかりやすくひとことで言うと
「毎年毎年、節税をしながら老後の資金を作れる」画期的な国の制度です。
税制上、イデコの加入者が受けることができるiDeCoのメリットは、大きくわけて3つあります。
- iDeCoの3大メリット① 【所得税と住民税が軽減されてお得】
- iDeCoの3大メリット② 【利益が非課税になってお得
- iDeCoの3大メリット③ 【受け取る時に税制の優遇を受けられてお得】
この記事では、このうちの、iDeCoの最大の3大メリットの②番目である 【利益が非課税になってお得】な点について、実際に数字を挙げながら詳しく説明したいと思います。
iDeCoの運用中に出た利益(運用益)は非課税扱い
- 分配金などの運用利益が「非課税」になる
- 課税されずに再投資されるので資産が増えやすい
iDeCoを運用している間に利益が出た場合、その運用益は非課税となります。これがiDeCoの運用中のメリットの1つです。
通常であれば、金融機関の金融商品、投資信託で運用利益が出た場合には、利益に対して約20%(=所得税15%+住民税5%)の税金がかかります。
利益の20%が税金ってけっこう大きいですよね。
仮に100万円を積み立てていて3万円の利益がでた場合、通常の投資信託であれば、3万円の20%にあたる6000円が税金として取られてしまいます。
3万円の利益なのに6000円も税金で取られてしまうと、残りは24,000円だけになってしまいます。
なんとiDeCoで運用した場合は、利益が出た場合でもこの20%の税金が取られません。
iDeCoでは、運用期間中に投資信託から出る分配金は、すべて再投資されます。ここでもお金を受け取っていないので、税金はかかりません。
iDeCoの場合はこの税金がゼロなので、出た利益が3万円であれば、この3万円のすべてをsさらにまた運用に回すことができるのです。
利益が出た場合は税金が差し引かれることなくそのまま運用に回せるということは、利益がさらに利益を生む形になるのです。
通常の投資信託で運用した場合と比較すると大きな差が得られる場合もあり得ます!
iDeCoは老後のお金の準備であるため長期での運用となることが多く、運用益が非課税になると効果がより大きくなります。
税金で差引かれるはずの金額も運用に回るので、複利効果で長期にわたり60歳以降に受けとる資産をその分多くすることができるのです!
※2020年5月29日に年金関連法案が可決、成立して、iDeCoの受け取り開始時期は60歳~75歳の間に延ばせるようになりましたので、さらに長い間運用することができるようになりました。
つみたてNISAも利益は非課税扱いだからiDeCoと同じ?
ここで、わからなくなってしまうのが「つみたてNISA」との違いです。
「つみたてNISA」も国の制度なので、よくiDeCoと比較して取り上げられます。
「つみたてNISA」も国の制度で、年間40万円までの投資から得た売買益や配当金などが非課税になります。
このため、つみたてNISAもとてもおすすめです。
それでは何がiDeCoとつみたてNISAの違いかというと、利益が非課税、という点は同じなのですが、さらにiDeCoがお得なのは「節税効果がある点」だということです。
こちらの本が勉強になりました。
まとめ:iDeCoの3大メリット② 【利益が非課税になってお得】
iDeCoは利益も非課税になるというお得な制度なんですね。
こんなにお得な制度があるのに我が家は長年気付いていませんでした…残念。
この記事を読んだ方は、加入を検討されてはいかがでしょうか。
iDeCoのほかの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。