我が家の味採点
★★★★★ 調理時間:2時間20分 準備 15分 + Hot Cook 第1段階 30分 + 第2段階 1時間35分
時間をかけて煮こんだだけのことはある「やわらかさ」です。うまみが肉のすみずみまでしみ込んでいることは言うまでもありません。いちばんの驚きは、バラ肉のあぶら身の部分が、もはや別の食べ物に変化しているところ。口の中に入れるとトロトロっと溶けてなくなってしまいます。
「豚の角煮」と「ゆで豚」は別の食べ物です。
ホットクックを購入してから、これまで「ゆで豚」は何回もつくってきました。
スーパーで豚肉かたまりの特売日に多めに肉を買っておいて、すぐに冷凍保存。しょうがや料理で使わない長ネギの青い部分がでたときなどに、水と一緒にホットクックの鍋にいれて30分あぶら抜きをすれば、「ゆで豚」のできあがりです。
ゆで豚は、用途多彩で、いろいろな食べ方を楽しむことができます。簡単に作れるので、作りおきしておくと、とても便利です。
いちばんシンプルないただき方は、あぶら抜きしてゆであがったゆで豚を切って、からし醤油、柚子胡椒、しそとワサビ醤油などで、そのままいただきます。これだけでとても美味しいです。
さらに、ゆで豚を切り分けして、ジップロックなどの保存袋に、「ゆで豚と醤油」、または「ゆで豚と味噌」の組み合わせでいれて、冷蔵庫で1日ほどおくと、おいしい「ゆで豚の醤油漬け」や「味噌漬け」ができあがります。
フライパンを使って、ピーマン、玉ねぎ、しょうがなどの野菜と一緒に、しょうゆ(大さじ1)、オイスターソース(大さじ1)、酒(大さじ2)、テンメンジャン(大さじ2)と一緒にゆで豚を炒めると、中華風ゆで豚の野菜炒めも簡単にできあがります。
また、この時できあがった中華風のゆで豚を、少しだけ取り分けて、別に保存しておいて、別の日にラーメンの具として使ってもおいしいです。
あぶら抜きした時に残った「ゆで汁」も、ザルなどにあけて、こして、保存容器にいれておけば、うまみいっぱいのスープとしても使えます。
用途多彩で、簡単にいろいろ楽しめる「ゆで豚」なので、ホットクックの正式レシピにあった「豚の角煮」は、これまで作っていませんでした。
ホットクック豚の角煮は、「あぶら抜きしたゆで豚を、酒、砂糖、しょうゆなどの調味料と一緒に、さらに1時間35分かけてゆで上げる」という作り方。
ゆで豚のままで、じゅうぶんにおいしいし、いろいろ楽しめるのに、さらに時間をかけて煮こむのがちょっともったいなく、めんどうであったのが、これまでホットクックで豚の角煮をつくらないままでいた理由でした。
というわけで、今回はじめて、ホットクックで豚の角煮をつくってみることになりました。
【ホットクック・レシピ・豚の角煮】ワンポイント・アドバイス
- 豚肉のあぶら抜きをするとき、細かく切らずに、かたまり肉のままゆでるのがおすすめです。かたまり肉が長くて鍋に入らない場合は、かたまり肉を半分ぐらいに切って入れます。ちなみに、ホットクック正式レシピでは、あらかじめ、かたまり肉を5cm角に切って鍋に入れ、あぶら抜きするようになっています。この方法はまだ試していません。
【ホットクック・レシピ・豚の角煮】材料 2人分
◆第1段階:あぶら抜き工程
- 豚バラ肉(かたまり):約400g *大きい場合は切り分けて、鍋底に重ならないように入れます。
- しょうが:1かけ *うす切りにします
- 長ネギ(青い部分):1本
- 水:1L
◆第2段階:煮こみ工程
- 酒:100ml
- 砂糖:大さじ4
- しょうゆ:大さじ4
- にんにく(うす切り):ひとかけ *瓶詰のきざみにんにくでもOK
- しょうが:ひとかけ *うす切りにします
- 水:400ml
◆薬味
長ネギ(白い部分):5cmほど *細切りにします
*4人分(豚バラ肉約800g)でも、煮こみ工程の調味料は同じ分量です。
【ホットクック・レシピ・豚の角煮】作り方
第1段階:あぶら抜きします(調理時間:約30分)
- 豚バラ肉はかたまりのまま使います。
- しょうが(ひとかけ)をうす切りにします。
- 長ネギの青い部分を1本分用意します。
鍋に豚バラ肉、しょうが、長ネギ、水を入れます。
手動で作る → 煮物を作る → まぜない → 調理時間を「30分」に設定 → スタート
出来上がりの音が鳴ったらフタを開けて、肉を取り出してボールに移し、水で洗ってアクを取ります。
*ここで「ゆで豚」の完成。このままでも、おいしいです!
第2段階:煮こみます(調理時間:約1時間35分)
- ホットクックの鍋を軽く洗います。
- あぶら抜きした豚肉をお好みのサイズ(おすすめは5cm角ほど)に切ります。
- 調味料を用意します。
- にんにくとしょうがを用意します。
- 薬味の長ネギを細切りにします。
鍋に切った豚肉を入れてから、すべての調味料を入れます。
最後に、水を入れます。
メニューを選ぶ → カテゴリーで探す → 煮物 → 肉 → 豚の角煮 → スタート
出来上がりの音が鳴ったらフタを開けて、器に盛り付け、薬味で白ネギをのせて完成です。
1時間30分以上、煮こんだだけのことはある、「やわらかさ」と「おいしさ」です。肉のうまみとしょうゆベースの風味があいまって、味が肉のすみずみまでしみわたっています。
特に絶品なのが、バラ肉のあぶら身の部分!まずその食感に驚かされます。
そもそも1時間30分煮こむ前に、あぶら抜きをしているので、あぶらの嫌な感じは全くありません。
口に入れると、このあぶら身が、トロトロっと溶けて、次にしっかりと味がしみ込んだ肉が、溶けたあぶら身をつつみこむように追っかけてきます。
ビールと一緒にいただきましたが、大好きなアルコールをいただくのを、思わず忘れそうになるほどのおいしい豚の角煮でした!
やはり、豚の角煮はゆで豚料理の王道でした!
最後に、我が家でよくいただく、ゆで豚の食べ方について、いくつかご紹介します!
1) からし醤油
2) ゆで豚丼ぶり
3) ゆで豚中華風みそ炒め煮
4) ラーメンの具材として