我が家の味採点
★★★★☆ 調理時間:40分 準備 15分 + Hot Cook 25分
治部煮は、石川県金沢市の代表的な郷土料理です。鴨肉の代わりに鶏もも肉を使ってつくりましたが、とてもおいしくできました。とろみのついた、うまみたっぷりの汁が、肉と野菜に良い具合にからまっています。日本酒や白ワインとよく合います!
はじめて治部煮を食べたのは、勤続10周年で会社からもらった旅行券で訪れた、3泊4日の石川県への旅行中。
日本3大庭園のひとつ、兼六園を訪ねたあと、宿泊した金沢の温泉宿で治部煮をいただきました。
災い転じて福となす、という成語がありますが、この日、宿の手違いで、私たちの泊まる予定だった部屋が満室になってしまっていたため、唯一空き部屋だったその旅館で一番良い部屋に泊まらせてもらえることになったのです。
しかも宿泊料金はそのままの安い値段で。さらに、食事もその最高の部屋に宿泊される方へだされる食事がでてきたのです。
部屋に食事を運んでくださる仲居さんに、この部屋に泊まることになったいきさつを話すと、仲居さんから、
「失礼ながら、こんなお若いのにこの部屋にお泊りになられるので、どういうお仕事をされているのか、と思っていました」
と言われるほど、すばらしい部屋と豪華な食事を体験することができました。
様々な料理の中で、その仲居さんが特に詳しく教えてくださったのが加賀料理の治部煮でした。
鴨肉に小麦粉をまぶし、金沢特産の「すだれ府」、しいたけ、野菜と一緒に、だし汁、醤油などの調味料で、汁にとろみがつくまで煮こんでつくります。「じぶじぶ」と水気が無くなるまで煮こんで作ることから「じぶに」と呼ばれるようになった。
とのことでした。
わさびをつけていただきました。最高の部屋で、冷酒といっしょに治部煮をおいしくいただいたことが思い起こされます!
この思い出の味、「治部煮」をホットクックで再現してみました!
ホットクック・レシピ【治部煮】ワンポイント・アドバイス
- 鴨肉の代わりに鶏もも肉を使ってつくりましたが美味しかったです。
- 鶏肉に薄力粉をまぶす時は、保存袋に入れてまぶすと良いです。
- 使うだし汁は50mlと少ないので、カップに熱湯を50ml入れ、昆布とだしの素(顆粒)を適量加えてつくると良いです。
- ほうれん草は別にお湯でゆでて、最後に治部煮の器に添えるようにします。
ホットクック・レシピ【治部煮】材料 4人分
- 鶏もも肉:1枚 *約250g
- 薄力粉:大さじ1
- にんじん:1本 *1cm厚さの輪切りにします
- 生シイタケ:4枚 *いしづきは取ります
◆調味料
- だし汁:50ml
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1
◆つけあわせ
- ゆでたほうれん草:4束 *お湯でゆでて、水で洗い、手でしぼり、切ります。
- わさび:適量 *チューブのわさびでOK
ホットクック・レシピ【治部煮】作り方
- 鶏もも肉をひと口サイズに切ります。
- 切った鶏肉を保存袋に入れて、薄力粉を入れ、良くまぶします。
- にんじを1cm厚さの輪切りにします。
- しいたけのいしづきを取ります。
- だし汁を用意します。
*使うだし汁は50mlと少ないので、カップに熱湯を50ml入れ、昆布とだしの素(顆粒)を適量加えてつくると良いです。
- その他調味料を準備します。
- ほうれん草をゆでて、水で洗い、手で絞り水気を取り、三等分に切ります。
- 最初に、薄力粉をまぶした鶏肉を入れます。
- 次に、にんじん、しいたけを入れます。
- 調味料をすべて入れます。
メニューを選ぶ → メニュー番号で探す → 調理NO.「203」(治部煮) → 調理を開始する → ス タート
出来上がりの音が鳴ったらフタを開けて、器に盛りつけます。
ゆでておいたほうれん草を器に入れます。
ねりわさびをつけて完成です。
今回の治部煮は、鴨肉、麩(ふ)は使いませんでしたが、とろみのあるおいしいだし汁が鶏肉、野菜にからまって、とてもおいしくできました。
日本酒や白ワインとよく合います!
もちろん白ご飯もどんどん進みます!
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